世の中の人は一体何を考えているのか……。
緊急事態宣言に焦点を当ててみても、緊急事態宣言それ自体は文字通りの宣言でしか無くて、言わば開会式みたいなものでしょ。
でも、緊急事態宣言を出すってことは、それと同時に何かするんと違う?
緊急事態宣言発令を以て、鉄道や公共交通機関の利用制限、学校の活動停止要請、スーパーなど生活基盤関係以外の店舗の営業停止要請、補助金の交付、食料の配給、などなど。
肝心なのはその部分だよね。
ところが、Twitterとか見ていても、
「緊急事態宣言しろ!!」
の一辺倒しかツイートが見当たらなくて、緊急事態宣言を出した結果として何をどうして欲しいのか、という話が全然見えてこない。(´・ω・`)
この準備ってのは、緊急事態宣言と同時に何かを行う為の準備でしょ?
日本全国の都知事や県知事に方針を共有したり、全ての鉄道会社が一斉スタートするようスタンバイさせたり、とか。
そりゃ必要だろう。そうでなければ実効の無い、狼少年みたいな緊急事態宣言になっちまうやんけ。
大事なのは「何をするのか?」なんだけど、何故か緊急事態宣言とか、ロックダウンとか、キーワードだけが先行してしまう。
これ、IT業界におけるバズワードそのものだな。
IT業界も、「クラウド」とか「AI」とか、それっぽい言葉に飛びついちゃうばかりで、「それらを使ってどんなビジネス展開をするのか?」とか、「どういうシチュエーションでそれを使うと合理的なのかを検証する」とか、そういうのが全然無い。
ただ、カンファレンスとかに出て最新技術のニュースに触れているだけで幸せになっちゃうようなタワケが大勢いるのよ。
たぶん、緊急事態宣言やロックダウンもそれと同種で、ワーッとした祭りの中に入りたいんだろうね。
アホ臭いわ。(´・ω・`)