記者会見を観たけど、別に裏も何も無いあるあるの事故だった、という印象。(´・ω・`)
本質的な問題としては、学校の危機管理意識が緩んでいた。
修学旅行なんてのは毎年の恒例行事で、前年と同じようにやるだけのいつもの話である。マニュアルに定められた通り一遍のチェックは行っているが、漫然とやってるからマニュアルに何か抜けてても誰も気付くことは無い。
その緩みの中に入り込んだのが、このボートでの辺野古見学だった。
辺野古見学は修学旅行の中でも「ミニイベント」みたいな位置付けだ。ある生徒は自転車に乗ってどこどこを回り、ある生徒はバスに乗ってどこどこを回り。そんな数あるミニイベントの一つとしてこのボート見学が混ざり込んでいた。
「ちょっと見て回るだけだから」くらいの感覚だったのだろう。このボート見学だけを取り立ててチェックするようなことは無かったし、恐らくは他のイベントも全体的に緩かったのだろう。
ボート見学の発端は、先生の個人的な繋がりだった。別にそれも深い裏は無くて、先生と船長が交流する中で意気投合し、「ちょっとお願いしてみようかな」くらいの感覚で企画が立ち上がった。
だから別にどっちがどっちに依頼した、とか、言った言わない、とか。そういう話じゃなくて。友達が友達と遊びに行くように、自然発生的にイベントが発生した。
それを学校も承認したんだけど、別に重点的にチェックは行っていない。「まあ、いいでしょう」くらいの感覚でポンとハンコを押した。
そして、当日。天気予報は波浪注意報だったんだけど、「注意報だから」という理由でイベントの中止という判断にはならなかった。
最終チェックは現場判断なんだけど、現場の先生は海のことなんて分からないから、船長に聞いて「船長がOKと言ったから」という理由で決行した。
だが、その船長は趣味で船を運行しているだけのボランティアの爺さんでしか無いから、生徒の命を預かるほどの知識も判断力も責任感も無かった。
そして、ド素人集団が軽装備で雪山で遭難するかの如く、たまたま運悪く大波が来て転覆した……。
実にありそうな、あるあるの事故である。(´・ω・`)
この爺さんが業者であったら……。正規の運航会社であれば、例えばアルコールチェック、体調チェック、天候チェック、エンジンチェック、船体チェック、みたいな感じで多重のチェック体制が敷かれているから、どこかで「出航中止」の判断になっただろう。
でも、この爺さんは業者ではなく、単なる趣味の爺さんでしか無いから、爺さんの勘でOKと思って、そのまま行っちまった。
これから第三者委員会を立ち上げて検証するみたいだけど、要はこんなような話だったのだろう。
これが業者であれば、労災が発生しないよう、日本の誇る世界一厳しいチェック体制が敷かれていたはずなのだが。
単なる爺さんに安易に大勢の生徒の命を預けて死なせてしまった。
死んでも悔やみきれまい。(´・ω・`)
