「なんでこんな簡単な機能追加するだけでこんなに工数かかるんだよ!」— きっかわ@エンジニアネタ屋 (@kikkawapapa) April 2, 2020
と納得いかないようですが、それサービス初期開発費用をケチるためにオフショア開発した影響でゴミコードを肥大化させたからですよ?最初ケチった100万が何十倍の負債となり永久的に返済しないといけないんですよ?
僕も昔、こういう所にいた。
ツイートを見る限り、この人の場合は負債を請求する側だから自身にダメージは無さそうだけど、僕は当時、負債を背負う側にいたからな。(´・ω・`)
永遠の自腹
僕の知っているプロジェクトってのは、ある企業の基幹システムなんだよね。初期開発も保守開発も当時の所属が請け負っていた。
で、初期開発を盛大に失敗してゴミコードを肥大化させ、保守工数も通常の3倍を要するくらいの低生産性だった。
「初期開発も自分達」ってのがミソな所で、上のツイートの人みたいに、「初期開発のソースがゴミ過ぎるせいで、保守開発に3倍の工数が必要になっちゃうんです」とは言えないんだよね。
何故かって言うと、その初期開発を行ったのが自分達だから。
だから、保守開発に通常の3倍の工数が必要だとすれば、1が客、2を自腹で請けて開発していた。
だから慢性的に赤字プロジェクトなわけよ。
そんなプロジェクトは一刻も早く辞めにしたいんだけど、バックレてしまうと社会的信用失墜になるから、バックレるわけにはいかない。
じゃあ、逆に客側から切って貰うのはどうかと言うと、こんな障害連発のゴミシステムを他の会社が引き受けてくれるわけないから、あくまでも旧所属に責任を取らせる構え。
ならば、いっそ再プロジェクトを立ち上げて、今度こそゼロからマトモなシステムの構築を提案してはどうかって話もあったんだけど、生憎と失敗したのは基幹システムだったから、そんな容易くリプレースなんて出来ない。
そんな事情で、10年も20年もず~っと赤字という……。
そんなことやってたら社員の給料にも支障が出てくるよね? 激務薄給だからエンジニアは辞めて行ってしまって……。
いやぁ、あれは酷い悪循環だったな。
僕は逃げおおせたが。
やっぱりエンジニアは環境が悪い場合は自ら行動して変える、というスピリッツが生き残る秘訣だよね。(´・ω・`)
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