ちょっと出遅れてしまったが、リメイク版のドラクエ3をクリアしたぜ。(´・ω・`)
僕はゲームは手広くやるほうだが、どれか一つ、人生で一つだけ選ぶならコレというゲームを挙げるとすれば、それはドラクエだ。
僕の少年時代の思い出だからな。
なので、流石にスピンオフまでは手が回らないけど、正当ナンバーだけはどうしてもクリアしておきたかったのよね。
さて、以下感想。
総評としては、十分良作である。ドラクエの王道に守った。(´^ω^`)
が、実は事前情報から「ゲームバランスが悪い」「簡単過ぎる」という悪評もあって、そこは心配していたんだけど、プレイスタイルで回避することが出来た。
まず背景として、ゲームデザイナーの堀井雄二のコメントがある。
昔、子供たちは1本買うと半年くらい新しいゲームを買ってもらえなかったので、どれくらい長く遊べるようにするかが難しかったんです。でも、今はいろんなエンタメがあるので、逆に長いと好まれないんです。
この言葉の意味を正しく捉える必要がある。つまりこういうことなんだ。
- リメイク版ドラクエ3は、誰でも手っ取り早く簡単にクリアする方法がある
- 気に入らない人は自己縛りプレイでヨロ
この「自己縛り」というプレイスタイルが出来るかどうか、という点がプレイヤー毎に評価を分けるポイントなのだろう。
僕はゲームをプレイするに辺り、楽しむことを重視するスタイルである。例えば格ゲーとかをプレイする時も、強いと評判のキャラを使うのではなく、見た目が好きなキャラを使うタイプだ。
ドラクエ3で言うと、今回は「魔物使い」の「ビーストモード⇒魔物呼び」が非常に強いという噂だった。確かに強い。
だから「魔物呼び連発するだけのゲームじゃん?」という悪評が出る事情も察するところである。
でも、魔物使いが勇者そっちのけで大暴れでは、イメージに合わないっしょ? 強いかどうかではなく、僕の思い出のドラクエであることが重要なのだ。
だからのこの手は使わず、伝統的な「ルカニ⇒バイキルト」で火力を出していくスタイルでプレイを続けたところ、ギリギリで勝てた。(;´^ω^`)
絶妙なゲームバランス。
「ビーストモード」「魔物呼び」「ラリホー」を自己縛りすると生死の戦いになる。
ここから察するに、事前に心配していた「ゲームバランスが悪い」という悪評は、クリエイターの能力不足でそうなっちゃったのではなく、敢えてそうしたんだろうな。
いくらHD-2Dリメイクと言ったって、ドラクエ3は所詮は30年以上前のゲームだ。
今回のリメイクは、ドラクエ3を本格的にリビルドするという趣旨ではなく、最近の人にも触れやすい場所に公開する、ということなのだろう。
- ドラクエ1、2、3みたいな古いゲームも手っ取り早く履修したい人にオススメ
- 自己縛りすれば伝統的なドラクエも楽しめる
こういうことなんだな。
「遊び方をプレイヤーに委ねる」というのも、一つの判断ではないか。
ドラクエほどのビッグタイトルであれば、世界に広く普及させることが第一、親しみやすさが第一で、ゲーマー的な高いハードルを設定するのとは違う方向性なんだろうね。
何にせよ、バラモスやゾーマの声も聞けたし、ストレス無く楽しいプレイ時間を過ごせたし、ドラクエ3はやっぱり名作である。
現状、ゾーマを倒したところだから、今後ゆっくりクリア後の世界を進めていこうと思う。(´・ω・`)