• 2025年2月7日金曜日
ウズマスターの日々
ウズマスターの日々 https://blog.uzumax.org/2025/02/getbackers.html

奪還屋GetBackers

 最近、僕が読んでいる漫画がこちら、GetBackers-奪還屋-。週刊少年マガジン連載。(´・ω・`)

僕と近い年齢の男性なら知っている人も多いと思うが、僕よりもやや歳下くらいの方が主用読者層かもしれんな。

1999~2007年で連載。

サイコメトラーEIJIGTOの連載がピークだった頃に始まった漫画で、僕の同級生の多くが大学受験が忙しくなり始めた時期でもある。

僕はGetBackersの序盤は読んでいたのだが、第一次無限城編くらいで離脱。大学生になってからは特にジャンプ、サンデー、マガジンなどの三大少年誌は買わなくなっていた。

僕の印象としては、週刊少年マガジンはGTOが黄金期の象徴であったように思う。そしてGetBackersはマガジンの黄金期が終わったタイミングでポジションを確立した位置付けだ。
だからGTOと一緒にマガジンを読んでいた人はGetBackersの序盤も知っているが、黄金期が去ってマガジンの購読をやめてそれっきり、という人は多かっただろう。


それから20余年。「そう言えばアレ、どうなったのかな?」と偶に思い出す漫画の一つだった。


漫画喫茶に行く機会があれば読むつもりでいたのだが、本作は全39巻と結構長い。だから偶々漫画喫茶に入る機会があったくらいでは手を伸ばせるものではなく、かと言って何度も通うほど僕は漫画喫茶のヘビーユーザではない。

そうやって読む機会を得られないまま、長い月日が流れてしまっていた。

しかし最近、Kindle Unlimited で読み放題になっていることに気付いて。Kindle Unlimited であれば自宅で読める。妻子を背負って身動きが取れない僕にとっては数少ない貴重な娯楽だ。

現在28巻まで読み進めている。


感想としては、結構難しいね。(;´^ω^`)


あの頃の時代性なのかな? 少年漫画に難解な設定を持ち込むのが人気の時代だったように思う。

ちょっと前はそうじゃなかったのよ。幽遊白書とハンターハンターを比較すると分かり易い。
幽遊白書はドラゴンボールと同時期の漫画で、この頃はパワーアップしてドカーン!!で終わりでどうもこうも無いような話が主流。しかし2000年近くになってくるとハンターハンターの連載が始まって、細かい設定や頭脳戦みたいな漫画が多くなる。

それを踏まえても GetBackers の設定の細かさは屈指だな。「雷帝」だけなら分かるけれども、電脳だの神のカードだの獣人に蟲人に魔術に呪術にストラディバリウス……。


無理じゃ。(;´^ω^`)


僕も中高生であれば、手を止めて漫画中で説明されている内容を熟読して意味を考察するようなこともしていたはずなのだが、色々と忙しい昨今だとそこまでのエネルギーを避けないのが正直なところ。

でも細かい部分はスルーしても大まかに理解すれば十分楽しいから、特に読んでいて不満は無い。


絵柄も綺麗。

20年前の漫画と言うと古い気がするが、古臭さを感じる部分は全く無い。ただ、この絵柄は今で言うところの青年誌だろう。
今となって振り返れば、青年誌に連載されているような漫画が少年誌に連載されている時代だったのかもしれない。

そういったやや行き過ぎた時代を経て、適度に簡略化されたのが、現在の異能力バトルみたいな路線なのだろう。

そのような歴史的経緯を背景に感じる作品である。


まだ10巻くらい残っているが、引き続き時間を見つけて読み進めていきたい。(´・ω・`)

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