ウズマスターの日々
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ウズマスターの日々
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僕って前職社長の縁から致知という雑誌を未だに購読しているんだけど、今月号に凄い名言があったwww
作家にして精神科医、加賀乙彦先生の言だ。
先生は犯罪心理学の専門家で、死刑囚と無期囚でそれぞれ異なる特徴があるそうだ。
どっちも同じような凶悪殺人犯でしょ? どっちもどうしようも無い荒くれ者だわ。
しかし、判決が「死刑」と「終身刑」で、その後のその人の性質が変わるそうだ。
- 死刑を食らった方は、最期の瞬間まで元気。
- 終身刑を食らった方は、そのうち腑抜けになる。
どっちも同じような凶悪殺人犯でしょ? どっちもどうしようも無い荒くれ者だわ。
しかし、判決が「死刑」か「終身刑」かで、その後のその人の性質が変わるそうだ。
何故かって言うと、死刑囚ってのは明日死ぬかもしれないから、いつも緊張感を持って濃密な時間を送っている。
対して、終身刑の方は基本、一生刑務所でつまらない単調な労働を永遠に続けていくだけでしょ? 退屈で退屈でたまらん。無期囚にとっては、退屈が一番の苦痛だ。そんな退屈という苦痛を長く続けていると、そのうち苦痛に耐えられるよう、あらゆる器官が鈍感になる。結果、人が変わったみたいに大人しくなる、無気力になるのだそうだ。
無気力になることが環境への適応なんだ。
なるほどな!!
実社会でもいるよね。
会社を辞める、辞める、と言ってるんだけど、その割には全然辞めない。むしろ比較的ヨロシクやってそうな人がズバッと転職してしまって、やる気も無く嫌々やってる風に見える人がいつまでも残っている。
「何でこんなことになるのかな?」という点には諸説あるんだけど、僕はこの加賀乙彦先生の言葉が一番しっくりきた。
つまり、鈍感になった。
「会社を辞めたい!!」という気持ちは、最初は確かにあったはずなんだ。黙っていられないほど会社が嫌なのも本当だ。
しかし、嫌で嫌でたまらない会社にモタモタと長く在籍しているうちに、感覚が鈍感になっちゃって、そのうち苦痛も我慢できるようになってしまった。
- 嫌な事を長く続けていると、人は鈍感になることで苦痛に耐える。
鈍感になっちゃってるから、本来嫌な事をいつまでも続けていられるんだ。あらゆることに鈍感、無関心、無気力になることで苦痛から身を守るんだ。
無期懲役囚の性質は社畜にも当てはまる。
なるほどな!!
然るに、人間はこの鈍感化には気を付けなきゃいけないな。
- 最初はこの会社が嫌で転職したかったんだけど、だんだんどうでも良くなっちゃった。
- 昔は結婚して家庭を持ちたいと思ってたんだけど、上手く行かないうちに、だんだんと独身でもいいかって気になってきちゃった。
- 本当は金持ちになって家も車も欲しいんだけど、別に無くてもいいかって気になってきちゃった。
って感じに、人は良くも悪くも慣れる生き物だから、悪い方向で慣れてしまうと永遠のクズだ。
やっぱり、問題を長く放置してはイカンな。
積極的行動を心がけ、常に鋭敏な感受性を維持することが大事だ。(`・ω・´)