• 2016年7月31日日曜日
ウズマスターの日々
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7月終了

遂に7月も終了。明日から8月か。(´・ω・`)

プロジェクトは余談を許さぬ状況……っていうか、やっぱり別チームの部分は低品質と言うか根っこの思想からして間違っていて休日出勤もしているような状況だが……。

とにかく、何とかギリギリで踏ん張っている感じだ。

及第点には到底及んでいるとは言えないが、客先にそんなことを判断する能力は無いし、何とか基本設計書の納品だけはゴリ押しで済ませられそう。

8月も頑張らねばならんな。
  • 2016年7月14日木曜日
ウズマスターの日々
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粛正

ついに問題の工数盗賊に粛正の波が襲いかかろうとしている。

まず、このプロジェクトの要員は約30人だ。それが以下4チームに別れている。

・管理
・インフラ
・アプリ1 ⇒ ウズマスチーム
・アプリ2 ⇒ 工数盗賊

1~2人ならいざしらず、全域の25%が機能しなかった打撃は大きい……。
マネージャーよりも更に上層の会社経営層より、この工数盗賊を粛正するよう命令が下ったようだ。

しかし、一応はSES契約で来て貰っているから契約上はこちら側に主体者としての責任がある。
そこを断罪する為に「工数盗賊の低生産性について客観的に記述した質問書を送る」という戦術を取る。


・アプリ2チームの生産性はアプリ1チームの生産性の半分以下である。
 アプリ1チームと比較し、生産性が大幅に低い理由は何か?
・アプリ2チームの単価はアプリ1チームの1.25倍である。
 アプリ1チームより高度な要員を擁しながら、アプリ1チームより生産性が低い理由は何か?
・客先からヒアリングした要件が設計書に記載されていない。
 設計欠落が多発する原因は何か?
・設計に合理性が無い。合理的な設計が出来ない原因は何か?
・上記のような状況に対し、チームリーダーより報告、相談が無い。
 チームリーダーが報告、相談を行わない理由は何か?
・上記の結果、アプリ2チームの成果は我々が期待した成果の半分にも満たず、予算は大幅に超過している。
 この現状に対し、アプリ2チームの要員を提案した所属会社はどのような認識を持っているのか?
・所属会社は上記問題を改善することが可能か?
 可能である場合、いつまでに、どのような手段を以て改善するのか?
  なお、所属会社は過去に一度「可能」と主張し、結果的に実現しなかった。
  再び実現しなかった場合はどのような責任を負う認識なのか?
 不可能である場合、不可能である理由は何か?


こんな感じの「質問」を送るわけだな。
そして戻ってきた時の言質をベースに粛正が始まる。

こりゃ厳しいな。(;´・ω・`)
  • 2016年7月13日水曜日
ウズマスターの日々
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スナップショット

ITリテラシの低い人間と要件定義していると、偶に凄く驚かされる話を聞くことがある。

今日、客先打ち合わせで聞いた話はこれだ。


「自分がシステムを操作中に裏で別の人間に操作されると知らない所でデータが変わってしまう」


なるほど、排他制御の話だな。
Webシステムではよく話題になる話だ。

Webシステムでは基本的に以下の挙動をする。

①対象データを画面に表示する。
②画面でデータを加工する。
③データを保存する。

この操作を複数の人間が同じデータに対して同時に行った場合、大抵は「③データ保存」は後勝ち。
つまり、先に保存した人の作業内容は後に保存した人の内容に上書き保存される。
従って先に保存した人の作業は無かったことにされてしまう。

この問題への対策が「排他制御」だ。
基本的に後に更新した人間が勝つということは変えられないから、同じデータを同時に触らないように何らかの制御を行うわけだ。
やり方は楽観ロック、排他ロックなどいくつかあるが、残念ながら既存システムにその機能は入っていない。
古いシステムだからな。
従って上記のような競合現象が起きる余地がある。


しかし、打ち合わせ中不思議だった……。
確かに競合が起きる可能性はあるけど、そんなに頻繁に起きるはずが無い。
基本的にその情報に触るのはその担当者だけなんだから。
現行システムに排他制御が入っていないのは需要が無いからでしょ?
何で今日打ち合わせしたこの人だけこんなに排他制御のことを気にするのか……。

長く打ち合わせして、ようやく言っていることが分かった。

この人、画面を何日間も開きっぱなしにしているんだ!!

まず最初に画面を開くでしょ。
そして保存ボタンを押すまではその開いた情報が守られていると思っている。
だからまず画面を開き、ちょっと作業して、その後で保存もしなければ画面も閉じない。
退社する時もPCをシャットダウンしないで画面を開きっぱなしのまま維持しておき、一日、二日、三日……。
そしてようやく保存ボタンを押すと、その三日間の間に別の人間が行った作業記録を自分が上書きしてしまう。

「三日間画面を開きっぱなしにしている間に知らない所で誰かがデータを加工していて、自分がそれを潰してしまったからだと怒られた!!」

これを問題視していたんだ!!
これなら確かに競合は起きるわ。

画面に表示されている情報は表示した瞬間のスナップショットに過ぎなくて、裏では色々な処理が動いている。
いつ誰かが更新するか分からないもの。

これは僕にとっちゃ常識だけど、この人にとっちゃそうじゃなかったんだ。

「Excelはファイルを閉じなければずっと自分に見えている情報が最新なのに、オンラインシステムは画面を閉じていないのに勝手に情報が古くなっている!!」

なるほどね、こういう考え方をするんだ。

カルチャーショック。
勉強になったわ。(;´・ω・`)
  • 2016年7月11日月曜日
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低スキル高コスト人材大量投入デスマ

プロジェクトがいよいよヤバくなってきたぜ……。
原因はいくつかあるけど、その一つが「低スキル高コスト人材」、つまり、使えないおじさん集団だな。

まず、この人達はSESで入っている。

「業務知識と経験が豊富」

という触れ込みだったけど、実際は業務知識も無いし頭のキレも無い。
ただ年老いただけの人材だった。

しかも歳取ってるからコストが高い。
平均年齢30歳未満のウズマスチームの1.25倍のコストを費やしているのに、
生産性はウズマスチームの0.5にも届いていない。

しかも人数が多い。

全17人のSES人数のうち、7人がこの「低スキル高コスト人材」で締められている。
全く採算性が取れん。(;´・ω・`)

これ、プロジェクトが長期だったら先月で切られているけど、基本設計の納期が8月末だから何が何でもそこまではこのメンバーで乗り切らなきゃいけないって事情があるんだよね。

そして7人という人数は多い。
7人も入れ替えるのは尋常ではない大手術になるでしょ?

また、この7人の老人集団は元々は5人だったのよ。
5人で進捗が遅れ始めたから2人増員して7人にしたところ、増員した分だけ効率が下がった。

増員によって増員人数以上に効率が悪化した。

増員が裏目。

これをやらかしやがった。


増員が裏目に出るってことはコストを丸々ドブに捨てたって意味だから最悪の展開だよ。

どれだけの赤字が出るんだ、このプロジェクト……。(;´・ω・`)
  • 2016年7月10日日曜日
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社員旅行

社員旅行で熱海に行ってきたわ。(´・ω・`)

社員旅行って聞くと、昔は昭和的で前時代的で面倒で余り良い印象は持っていなかったけど、
最近はそうでもなくなってきたな。

まず第一に、単純に組織における立場が向上している。
そりゃ同じ会社内でも下っ端はコキ使われるだけの一方、中堅ポジションは負担が減るでしょ?

もちろん僕だって何もしないわけではなく、若手が大変そうだったら手伝ったりするけど、
若手が「若手だから」という義務でやらされているのに対し、僕は「善意」で行う権利を有している。
同じ労働作業でもこの違いは非常に大きい。
「やらされている」という感覚を持ってしまうと全てが苦痛になる。
これを解消出来るかどうかが社会を生きる上での一つのポイントだな。

次に、僕自身も肩書きだけではなく精神に余裕が生まれた気がするな。

例えば、社員旅行中の食事や飲み会の時、必ず社長の席の周辺が空白になるのよ。
社長の隣とか座るのは抵抗があるでしょ?
特に若手は厳しいだろう。
そういう時に僕が自発的に社長の正面に座ってヨイショして酌をするくらいの事が出来るようになった。
これも「やらされている」のではなく、あくまで「自分も楽しみつつ上の人のお相手もする」という両立が出来るようになった。
これが出来ると会社も随分と楽になる。

後は、これは残念なことだが、プライベートの趣味が減退してきた……。(´・ω・`)
昔は土日は徹夜でゲームに熱中するなど「社員旅行以上にやりたい趣味」があったけど、最近は特に無い……。

「どうせ暇しているなら社員旅行くらい顔出すか」

って気分だ。
ちなみに僕の趣味は「小説の執筆」だから、こういう時に珍しい経験をしておくことで執筆の幅が広がる。
今回の場合、「海上を船が運航する時の軌跡の青色」を見えたのが良かった。
海は通常は黒く見えるが、船が通った軌跡だけは蒼く見える。
良い勉強になった。

こういう「普段暇だから社員旅行も悪く無いですよね~」という話を同僚にチラッと聞いたら、やっぱり同じ回答が帰ってきた。
要するに、社員旅行の正体ってのはこういうことなんだろう。

「日頃が仕事ばっかで休日をどう過ごして良いか分からぬ社畜へのせめてもの救済」

だから、現状では会社を引退したら人生がそのまま虚無ってことになっちまう。
この状況になってしまっているのは望ましく無いな。

対策を考えねばならんな。(´・ω・`)
  • 2016年7月3日日曜日
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着陸態勢

プロジェクトは何とか着陸態勢に入ったか……。(;´・ω・`)

散々グダグダの他チームもどうやら実装可能な設計になったようだ。

この設計ってのが僕のレビュー観点からすると非合理的なのだが、まあそこまでは言及するまい。
僕のスタンスとしては、物理的に可能な設計であれば了承する。効率までは口出ししない。

また、7月1日よりまたメンバーも増えて、現状はこんな構成になった。

・ウズマスチーム:10人、250画面作成
・他チーム:7人:50画面作成

人数比と担当範囲が全然合ってねえ……。(;´・ω・`)
これでオンスケが維持出来なかったらどうしようも無えだろ……。(;´・ω・`)

プロジェクトとしては赤字も赤字だが、まあそこは僕の立場では気にしても仕方が無いな。
我がチームの範囲ではオンスケ黒字を維持するように頑張ろう。(´・ω・`)
  • 2016年6月26日日曜日
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弾劾裁判

明日、月曜日は弾劾裁判が行われる……。
まあ、僕は弾劾する方なんだが……。

金曜日にコッソリ呼び出された。

「あっちのチームの進捗状況、どうなってる?」

と。

僕は正直に答えた。

僕はチーム間連携と称して他チームの開発にも深く首突っ込んでるから分かるのよ。
進捗は限りなくゼロに近い、と……。

向こうのチームメンバー自身より僕の方が精密に現状を理解していると言って良い。

原因は、決定的な技術力不足。
Webシステム開発の定石を知らない人が設計している。

ここで言う「定石」とは簡単も簡単。

・画面は保存ボタン1回のクリックで1レコードが保存されるようにデザインするべき。
・画面遷移する際、次の画面の初期表示に必要なパラメータを渡さなければならない。

この程度の話。
しかしあのチームの画面設計やっている人は上流工程しか経験が無いのか、上記のような最低限の技術的知識を有していないみたいなのよ。

だから僕が首突っ込んでチラッとレビューすると、

「この画面を表示する為の情報が足りませんよ」
「この画面デザインだと情報を保存するタイミングがありませんよ」

こういう話がボロボロ出て、もちろんそれは手戻りになる。

正直、他チームの話だし、画面の美的センスがイマイチだってレベルの話ならば僕も敢えて黙っておこうとは思っているけど、上記みたいに『製造不能レイアウト』の場合は、流石に放置は出来ないでしょ?

って感じで山のように修正が入った結果、スケジュールに大幅な遅延が発生している……。

結果、来週月曜に弾劾裁判が開催されることになっちまった。
つまり、


「あなた達、業務遂行に必要となる最低限のスキルが無いでしょ?」


こういう話をしなければならん。
問題は、その有罪判決の根拠となるのが僕の証言だってことよ。

僕は余りそういうシチェーションは得意ではない。
どう立ち振る舞えば良いか……。
参ったな、こりゃ……。(´・ω・`)