さて、踏んだり蹴ったりだけど、いよいよ試験本番だ。これで全てが決まる。(´・ω・`)
試験本番
再三言う様に、技術士口頭試験は問題が最初から分かっている。それをキチンと押さえておけるかという勝負である。
と聞いていたんだけど。
違うんだよな~。聞かれ方が違う。
(`・ω・´)「最初に、あなたのコミュニケーションとリーダーシップについて質問します。あなたのこれまでのプロジェクト経験の中で、多種多様で多数の関係者と、どのようにコミュニケーションを行ってきたか、答えて下さい」
(;´・ω・`)「えっ!?」
いや、ホントね~、ちょっと言葉回しが違うだけも混乱するんよ。(;´・ω・`)
僕が準備していたのは「ステークホルダーとの調整方策」だった。でも上の質問には「ステークホルダー」という言葉は無い上に、「多種多様で多数の関係者」という念押しがあるでしょ?
(;´・ω・`)「えっ!?」
「多種多様で多数の関係者」
だから「一人とか二人」って意味ではないってことでしょ?
「多種多様で多数」という制限が付いてくるなんて想定外だったんよ!!
だが、僕は瞬時にそれまで備えて来た対策の中から回答をミックスして答えた。
(`・ω・´)「多種多様で多数。思い出すのは、下から2番目のプロジェクトです」
(試験官は僕の経歴書を手に持っているから、「下から2番目」で何の話をしているのかは分かるのよ)
(`・ω・´)「このプロジェクトは一次受け企業の元に三社の企業がぶら下がる体制でした。人数は最も多い時で100人くらい。私はその三社の中の一社のリーダーであると同時に、全体の技術責任者でもある、という立場でした。従って、私の立場でコミュニケーションの必要がある相手は大きく3つありました」
3つ
この数字は超重要
多=3
このブログを読んでいる凡人共よ、これは絶対に覚えておけ。
「多」とは「3」だ。
2は「多」ではない。4以上は話が長過ぎて時間内では終わらない。3つ語るのが最適解なのである。
「多と聞かれたら3を答える」
この指標は生涯役に立つであろう。資格試験の勉強はこういう地味な部分にこそ活きる。これが僕の技術士の勉強の中での最大の教訓だ。(`・ω・´)
(`・ω・´)「主な利害関係者は3つ。システム開発を発注しているクライアント企業、その一次受けを担当している企業マネージャー。そして、その一次受け企業にぶら下がる3社のうち、私が1社のリーダーだから、残りの2社のリーダーと円滑にコミュニケーションしていく。この3つを多種多様で多数のコミュニケーションとしてご説明します!!」
これ凄くない? 一秒でアレンジしてこれを返すんだよ?
僕のような天才でなければこんなことは出来ないよ、マジで!!
あり得ない!! あり得ない!! あり得ない!! あり得ない!!
ブチ殺したい!!
試験官は2人いたけど、あんなヒョロヒョロの眼鏡が100人いたって僕に勝てるはずが無い!!
若年者たる僕がノイローゼになりつつ、ゲロを吐きながら試験対策して望んでいるのに、熟達した老人の技術者が優位な立場から微妙な変化球を加えて質問してくる。
ふざけやがって!! ふざけやがって!! ふざけやがって!! ふざけやがって!!
会場にいる受験生全員と勝負しても僕の方が強かった!!
空手を習得して筋トレもしている僕をその辺のガリガリ眼鏡の中年老人と同じに扱うんじゃねえ!!
全員纏めてブチ殺したかったわ!!