前半からの続き。いよいよ口頭試験本番。ノイローゼから来る吐き気や体調不良に耐え、僕は試験会場に向かった。(´・ω・`)
受付
会場に行くと、事務員の姉ちゃんが案内してくれる。
これは何なんだろうね??? いや、最終試験の面接だから、相手は自分以上の超スキル技術士を想定して行くわけだけど、会場整理は姉ちゃんがやってるのよ。
まあ待合室の整理なんてその辺の姉ちゃんで十分なんだろうが。
受験生である僕の方は戦闘態勢で建物に入っちゃってたから、最初の相手が姉ちゃんだと困惑するのよ。
気がはやり過ぎてたおね。(;´・ω・`)
まあ、そういうもんなんだろうと思って待合室へ。
暗い待合室
案内された待合室に行くと、そこは空気の張り詰めた空間が……。(;´-ω-`)
いや、ここにいる人って、みんな論文試験を通過してきた人達でしょ?
ここにいるのは全員が超ハイスキル人材なわけよ。(;´-ω-`)
周囲はスーツを着込んだおじさんばっかり。
まあ僕もその一人として参入させて貰っているわけだが。僕の目には自分と同格には見えないわけよ。(;´-ω-`)
「あなたはどこの大企業の部長さんでしょうか?」
「あなたはどこかの大企業で高度な研究をなさっているんでしょうね」
「あなたは東京大学大学院を卒業された方でしょうか?」
こんな感じの人ばっかりなのよ。どいつもこいつもスーツ、白髪、眼鏡、40歳、50歳……。(;´-ω-`)
僕は15年間、ず~っと資格試験を受け続けてきたが、こんな重苦しい会場は初めてだ。(;´-ω-`)
ハッキリ言おう、コイツラは全員異常者である。
40歳や50歳にもなって、かつ高学歴で大企業所属でスキルも申し分なく高くてキャリアも華々しい。そんな人間が今更筆記試験の上に面談で他人から評価されるだぁ? 無礼者ッッッ!!
こんな芸当は健全な人間には出来ない。出来るのは強い負の感情を持つ者のみである。
例えば、「今は雇って貰えてるけど、そのうち首を切られる可能性があるから、企業に在籍しているうちに資格を取って老後のキャリアに備えよう」とか。
突き詰めると、信用出来るのは自分のスキルだけ。
そういう性格だからこそ、40歳50歳にもなってこんな苦行にも耐えられる。
若者が基本情報にチャレンジするのとはワケが違う。
自分の境遇に対する憎しみが無ければここまで来ることは出来ない。
会場の暗い雰囲気に接し、僕は「信用出来るのは自分の実力だけだ」という気持ちを更に強めた。
移動
さて、まもなく試験であるが、ちょっとここが特殊。
(・ω・)「試験5分前になったら試験室の前でお待ちください」
えっ!? ここが試験室の前ちゃうの?(;´・ω・`)
いや、何かね、待機が二段構えになっていてね。(;´・ω・`)
楽屋裏みたいにゾロゾロと受験生が集まっているのが待機室。試験会場は全然別の所にあるから、時間5分前になったら自分でその部屋の前に移動しろ、と。
勘弁してくれよ……。(;´・ω・`)
こっちはもう試験集中で吐き気がするくらいなのに、時計をガン見して5分前を待てって?
ゲロ吐きそう。
思い詰めてるんだって、本当に。
冗談抜きでそれが出来ないくらいメンタルおかしくなってるの。(;´・ω・`)
でもまあ、やるしか無いから時間通りに移動。
その次は「試験官から呼ばれたら中にお入りください」なんだけど、「どういう形で呼ばれるか?」が分かんない。
試験室の前に座って耳を澄ませていると「次の人……」という言葉が聞こえた。
だから僕は中に入ったんだけど、違ったんだよなぁ~。
正解は「試験官があなたの目の前まで迎えに来るのでそれまで待っていて下さい」だったのよ。
でも僕は「次の人」という単語が中から聞こえたから入っちゃったけど、それは試験室の中の雑談に過ぎなくて。
あの会場はスピーカーとかも無いから、自分を呼んでいるのか、ただ試験官の声が小さいだけなのか、判断できない部分があるんだよ。
ふざけやがって!!
だから
「え!? この人、何で呼んでないのに入って来ちゃったの???」みたいな変な雰囲気で試験スタート。
ふざけやがって!! ふざけやがって!! ふざけやがって!! ふざけやがって!!
0 件のコメント:
コメントを投稿