• 2023年1月8日日曜日
ウズマスターの日々
ウズマスターの日々 https://blog.uzumax.org/2023/01/blog-post_8.html

技術士口頭試験・経過報告(前編)

 さて、昨日のことになるが、技術士口頭試験に行ってきた。(´・ω・`)

場所は市ヶ谷だ。何故市ヶ谷なのかはよく分からない。別に技術士の支部等があるわけでもなく。適当に便利な所を借りているだけかもしれない。

前泊

市ヶ谷は僕の住む横浜から電車で1~2時間の距離であるが、僕はグランドヒル市ヶ谷というビジネスホテルに前泊した。
当日に電車遅延とかがあったら困る等の配慮によるものだが、最大の理由はノイローゼである。ノイローゼの余りに生活が成り立たなくなっちゃってたから、食事やら空調管理やらを全部ホテルに丸投げして精神状態の安定化を計った。
これは功を奏して、自宅だと吐き気がするような状態だったけど、ホテルに入ってしまえば気が楽になって最後の勉強も捗った。

よく作家とかが締切直前の追い込みの為にホテルに缶詰めにされると聞くが、それと似た状況だろう。確かに効果はあった。

このホテルは試験会場のすぐ傍にある、受験に最適な場所である。どうやら僕と同じような宿泊者が他にも多数いるらしい。
受験票を持ってウロウロしていたら「お隣さんに行くんですね」とホテルマンが話しかけて来た。
きっとこのホテルでは受験生が上客なのだろう。

勉強

ホテルに入り次第、僕は最後の勉強に入った。技術士の試験は、論文の方はガチンコ勝負な面が強い。無論、対策もあるんだけど、どれだけ勉強して対策していようが、いざ本番になったら何が何やら、「題意が良く分からない」というケースが多い。

何度やっても100%合格出来るという程の人材は、果たして日本に何人いるやら……。実力」と「運」の両方が揃わないと合格するのは無理だ、と言うのが現実だろう。それくらい難しい試験である。

比べて、口頭試験は対策勝負と言われている。どういう質問が出てくるかが知れ渡っていて、事前に用意した回答を答えるのが必勝法。合格率は80%以上、殆どが受かる試験で、殆ど通過儀礼みたいなものだろう。

しかし、落ちる時は落ちるのが厄介。合格して当然の試験だからこそ、ゲロを吐く程にストレスになる

筆記試験は実力勝負だから実力がある人なら合格するのかもしれない。しかし、口頭試験は対策勝負だから「対策とは何か?」という情報源を事前に入手していないと厳しい。

僕はそれをセミナーを受講することで得ている。聞く所によると、大企業には「技術士会」という枠組みが会社の中に存在していて、その中で先輩格の人間が指導してくれるのだそうな。


だが、僕の人生では、そんなもんに縁が無い。(´・ω・`)
僕はキャリア的で冷遇され続けて来たが、それは試験にまで影響するとはな。(´・ω・`)


ともかく、「勝つ為には大金でも積まねばならん!!」と決断した僕は、総額50万円くらい払ったセミナーの指導を元に、全方位的に対策して、それら全てをプリントアウトして持って行った。

最後の問題が、これが頭の中に入っているか、だ。

時間を費やして文章で回答して良いなら100%合格出来る。だが、面接で回答するには暗記が必要だ。


技術士試験の最後の関門は「暗記」である。


この時点になるといよいよ僕の精神は限界。

プリントアウトした紙の内容を覚えるだけなのだが、じっとしてらんないから紙を持ってホテルを出て周辺をウロウロウロウロ……。

「紙を持ってブツブツ言いながら徘徊している変な人」がそこにいるわけだが、何時間だ?

試験当日の午前中、3時間くらい、ホテルの周辺をプリントアウトした紙を持って暗唱しながらウロウロウロウロ……。


我ながら「自分って本当に異常な人間だよなぁ」と思ってたけど、合格する方が大事だから構わず強行し、そして本番を迎えた。


そして本番。


結論を言うと、最後に暗記した部分が質問されなかったんだが。


ふざけやがってッ!!!!!!!!!!!!!!


後半に続く

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