ウズマスターの日々
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ウズマスターの日々
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技術士二次試験を受けてきた。場所は東京大学。(´・ω・`)
試験会場に行くと、結構な年配者ばかりがゾロゾロいて、やっぱり違和感がある。
資格試験なんてのは若者のやることで、40歳や50歳になってもこんな所に来ているのは、やっぱり特殊なのよね。
39歳の僕で若手、50代後半でも珍しくは無い、そういう試験だ。
基本情報を受けていたあの頃とは空気が全然違うが、かく言う僕も昔の事は忘れてしまった。会場に来るだけでも疲れ果てながら、ただ試験問題を解くのみである。
午前問題は過去問に似通った定石的な問題。問題は午後だった。
何か、過去問を抑えているだけでは解けない嫌らしい問題が来たのよ。
過去問の同テーマでは「〇〇について具体例を2つ挙げて論ぜよ」だったのが、今回は「〇〇について具体例を3つ挙げてその組み合わせについて論ぜよ」ってなってて、過去問をしっかり勉強しているだけでは無理。その一歩踏み込んだ考察があって初めて書ける。
通常の試験ならこんなことありえないんだけど、技術士試験は合格率5%とかだから、勉強と経験を重ねてきたベテランの中の更に上位5%なら、こんな問題でも解けるのかもしれんな。
僕はどうなったかと言うと、実はなんと、過去に読んだ本から出題されていた。
「人月の神話」という古典的名著からの出題で、「ブルックスの法則について論ぜよ」という問題だった。
まさか、という思いだった。完全に過去問の傾向から逸脱している。
僕はこの本は5年くらい前に読んだ。細かいことはさておき、趣旨は覚えているつもり。運命的なものを感じて選択問題はこれを選んだ。
午後問題のその先も変化球だったが、何とか全部書き切った。平常状態だと意味不明な問題だけど、試験本番だと本気モードである為か、自分でも不思議なくらいに言葉が出て来るものだ。
しかし、内容が正しいかどうかまでは自信が無い。セミナーの先生からは、僕の実力は合格率50%と言われている。手が止まって原稿用紙が真っ白になっちゃうようでは話にならないが、そこまで未熟ではない。
それでも確実に合格する為には完璧さが必要だが、完璧には遠い。
本番でやってみなきゃどう転ぶか分からないような微妙なレベルだ、というのが先生の評価で僕もそう思う。
ともかく、採点して貰うに値する程度の論文は書けたが、合格するかどうかは分からない、という程度だ。
所感としては、もっと教養が必要かなぁ。
僕は本職を突き詰めればプログラマーだから、システム設計論については優れていると思う。しかし、情報通信白書とかを読むのはサボっちまってるせいで、視野は広いとは言えないだろう。
技術士試験に合格する為には、そういった本職の尖った能力と、視野の広さを両立する必要があるように感じたし、また今後のビジネスの可能性を横に広げる為にも、教養を身に着ける意識はもっと持った方が良いのではないだろうか。
難関試験の受験というのは自分に足りないものに気付く為の良い機会かもしれん。
が、それよりも何より、もう疲れ果てちゃってて……。
再現論文作ったら少し休もうと思う。(´・ω・`)