技術士の資格セミナーに行ってきた。もう疲れてしまったお。(´・ω・`)
過去に他の業者で受けたことがあるから今更……という感もあるけど、近年はモチベーションの低下が著しく、成績も悪いので、一旦初心に帰って一から出直ししようかと。
資格試験に一番重要なのは、やはり精神力やろね。42歳にもなってまだこんなことやってるなんて僕くらいなもの。
普通の人はこんなことやらないでしょ? 苦痛ばっかりだもん。自分でもどうかしてると思うわ。やっとれん。
しかし、僕の将来像を考えると、やっぱり必要な資格なんだよなぁ。
将来像とは何か? それは高齢化社会だ。
昔は30歳で家を買い、35年ローンを組んで、65歳で定年を迎える。フラット35と言って、これが国民の基本モデルだった。
しかし、これからの時代は少子高齢化で人手不足になるから、定年を10年延長して労働力として行使する必要が発生するだろう。
しかし、70歳とか75歳とか、そんな高齢者にどんな仕事があるのか?
僕は「保守作業」だと思っている。
これまでも24時間運転の基幹システムは担当者がノートパソコンを家に持って帰って、障害が起きたら夜中に起きて対応とかしているでしょ?
あんな仕事は老人がやりゃいいんだ。若者と違って老人は基本、家でまったり過ごしているんだから。貸与されたノートパソコンを隣に茶でも飲んで、いざという時に何十年も前の古びた知識を引き出せれば良い。
基幹システム保守で最も重要なのは、そのシステムに長く付き合ってシステム固有の癖を知っているかどうか。「またこれか!!」って感じでいつも同じ障害が起きるからね。
ずっと家にいる人材の方が良いし、年季がモノを言う。あらゆる面でシニア向けの労働なんだ。
あと、古いフレームワーク対応も良いね。
今、僕がやってる仕事そのもなんだけど、EOLが過ぎちゃったオープンソースのフレームワークを何とかするというゴミのような仕事。
こんなの経験してスキルを身に着けても何の役にも立たないから、若手にこんな仕事はやらせられん。
でもシニアだったら、昔の知識が役に立つし、別に新しいスキルを身に着ける需要は無いし。
つまり、
- 新しい技術と新システムの開発は若手が行う
- 古い技術の後始末と保守は老人が行う
これが僕の考えるIT業界の将来像だ。
この将来像の中で70歳となった僕がシニアの立場から存在感を発揮するには、技術士の資格は大きな価値がある。
シニア集団にだってリーダーとメンバーという立場は当然あるじゃん?
僕がシニア集団の総大将の座に収まるには、こうやって今のうちからビジョンを持ち、それっぽい資格を集めて、EOLの過ぎたクソシステムとの付き合い方も経験しておく必要がある。
30年後を見越した遠大な計画の一部なんよ、この技術士は。
早く合格して人生を前に進めたい。(´・ω・`)