• 2020年5月1日金曜日
ウズマスターの日々
ウズマスターの日々 https://blog.uzumax.org/2020/05/blog-post.html

不憫の極み

既に吸収先の会社のホームページに掲載されていた。
前職は子会社化だ。

社長を含め、経営陣は総撤退。
代わりに知らん人が社長、役員に入る。

遂にタイムリミット。

いつかこの日が来るとは思っていたが、実際来るとショックだ……。ショック過ぎて眠れんのだが……。(´・ω・`)

僕が何に対してこれほどショックを受けているのか、ご説明させて頂きたい。

無力感

まず、何と人は無力であろうか。
前職は自社サービスを最大の収益源としていたが、僕自身は自社サービスの担当ではなかった。

自社サービスの担当ではなかった人間の立場からすると、今回の吸収合併はこういう経緯を辿る。


  • 自分の知らないところで、自社サービスの収益が悪化した。
  • 自分の知らないところで、変なコンサルが来た。
  • 自分の知らないところで、変なコンサルが大金をドブに捨てた。
  • 自分の知らないところで、会社の経営が悪化し、賞与も出なくなった。
  • 自分の知らないところで、社長がギブアップした。
  • 自分の知らないところで、社長が会社の身売りを決めた。
  • 自分の知らないところで、いきなり経営者が入れ替わった。
  • これからどうなるか分からないが、新しい経営者のお手並みを拝見する。


徹頭徹尾、部外者なのよ。

まだ残っている社員もいるけど、彼らは遂に最後まで流され続けた。
自分の会社がどうなるこうなるは、頭上の天気が変わるのと同じなんだ。

雨が降ってきたら傘くらいは差すけど、天気なんて変えようがない。
火の粉が降ってきたら避けるくらいの対応はするが、会社の経営が悪化していくのをただ見ているだけで、何とかする力など到底無い。

運が良ければ回復するし、運が悪ければ潰れる。運任せ。
次来る経営者は良い人でありますように。ナモナモ。(´-人-`)

祈るだけが能力の全て。

こんな人間がゾロゾロいるのを見て、悲しいと思わんかね?(´;ω;`)

ひたすら無力。無力者の集団。
無力とは悲しみでしょう。

「ああ、何か間違うと人間はこんなに無力になっちゃうんだぁ」

と、そう思わずにはいられないわけよ。(´;ω;`)

来たる辻褄合わせ

そして無力者達に次に降りかかるのは清算だ。

前職は慢性的に赤字だった。だから経営者が入れ替わったら大掛かりなテコ入れとなる。
すると、辻褄が合ってしまうわけよ。

辻褄とは即ち、赤字の原因だ。
「赤字の原因は何か?」をどう読み取るかは経営者の眼力次第だけど、赤字の原因は必ずある。
すると、辻褄が合わされる。


  • 働き以上に給料を得ている人間が原因とされたら、減給となる。
  • 仕事のやり方がヘタクソであると判断されたら、仕事のやり方を変更される。


って、これね~、本来は自分で気付くべきことじゃない?

自分の仕事を自分で正すことが出来なくて、これからやってくる経営者に指導して貰って、ようやく辻褄が合わされる。
しかも新人ではなく、10年20年と仕事してきたベテランの皆様が。


恥だ!!


恥辱とは苦痛だ。想像するだけで僕が苦しくなる!!
考えるだけで鬱だ!!

人間は恥を恥と理解するべき。恥を知りつつ頬被りするんじゃない!!

尊厳

と言うわけで、やっぱり僕は尊厳っちゅ~ものを保って生きたいわけよ。

そりゃ現実として、生きる為には恥辱を偲ばざる得ない事態に追い込まれることも時にはあるけど、前職にそこまでピンチの人はおらんでしょ。
全員、それなりの有スキル者。もうちょっと上を望めるはずなのよ。

タイムリミットが来る前に自ら決断して行動すれば誇り高く次の職場に行けたのに。
行動しなかったせいでこれから新しい経営者にどんぶり勘定される身分に成り下がるとは。
経営者が入れ替わったら別の会社も同然じゃねえか。
自ら自分の価値を下げおって!!

だが、まあ、社長が最後に何とか橋渡しを頑張って下さったから、リストラはまず無いだろう。
社員が辞めることは損害だし、ましてや前職は既に社員数が激減しているから、これ以上社員を減らすわけにはいかない。
数少ない社員を何とか有効活用する方向になるはずだ。
その部分については社長を信じて正解だと思う。

そして、新しくやってくる経営者様に手取り足取りビシバシと痛みを伴う指導をして貰って、弛んだ身と心を引き締め直して、見事に黒字転換を成功させたら、その時ようやく、失われた尊厳を再び取り戻すことが出来よう。

前職社員の皆様には、これを機に心を洗い変えて、ビジネスに堂々と邁進し、人としての尊厳を取り戻してくれることを切に願う。(´・ω・`)

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