要約すると、
「現在開発中の新サービスについて、どんなサービスにするかみんなでアイデアを出し合って欲しい」
(;´・ω・`)
ブレスト
要するに新サービスの要件定義についてみんなでブレストしたいってことなんだろうけど、このプロジェクト、もう協力会社から人を集めて大規模体制に入っちゃってるんだよね。
じゃあ、あの大勢の皆さんは一体何を作ってるの?っていう……。(;´・ω・`)
まあ、要件定義の確度がこれからブレストを始めるってレベルだから、集まっちゃってる人たちは、各人が思い思いに書くしか無いよね……。
( ゚Д゚)「要件をハッキリ決めなくとも、協力会社のプログラマーが思いを汲み取って柔軟に対応し形にしてくれるはずだ!!」
って思ってるからこんな進行しているんだろうけど、何でそれが不可能だってことが分からないんだろう???
要件を明確に決めて、作業内容を明確に指示しなければ開発は不可能だ、とは何度も説明したんだけど、結局、聞き入れられなかった。
まあ、僕は既に十分に説明して義務は果たしたと思っており、その上で僕の意見を汲み取らないという判断を下したのであれば、その結果がどうなろうと僕が責任を負う所ではない、というのが僕の立場であるが……。
しかし何故、僕の意見が通らないのか?
思うに、その「要件」ってのが社長自身も分からないからなんだろうな。
要件がドキュメントとして整備されていないって話ではなく、そもそもイメージが社長の頭の中に無い。
だから、
(´・ω・`)「要件を明確に定義して下さい」
って僕が言ったところで、出来ない。その結果、
( ゚Д゚)「要件はみんなで考えてくれ!!」
と、意思決定まで含めて完全に全てを下に丸投げするしか出来ないんだろう。
その丸投げ先も「みんな」なんだよな。
任命しない
社長自身に要件定義する力が無いから、代わりにそれを推進する腹心みたいなポジションの人を置き、その人に丸投げするってのも一つの手だと思うんだけど、その任命ってのも出来ないんだよな。
疑心暗鬼な性格しているから、一時的には誰かに任命したかのように振舞うけど、そのうち段々と不安になってきちゃって、結局「任命」は形骸無実化する。
「アイツはこういう所がダメだ」「コイツはこういうスキルが無い」「コイツは経験不足」みたいな感じに、誰を見てもどこか不足している部分が気になってしまって、特定の個人に託すことが出来ない。
結局、任命先を決めるに決めかねた結果、「みんな」に託すことになる。
だから、結局プロジェクトとしてハッキリ決まっている事は何も無くて、協力会社から人を集めた後になってから「やっぱりみんなでもっとよく考えよう」とか言い出すんだ。
みんな
しかし、「みんな」ってのは実に都合の良い言葉だな。
- みんなが責任を持ち、
- みんなが高いスキルを持ち、
- みんなが経営者の視線から考え、
- みんなが全力で取り組み、
- みんなが意見を出し合って、
- みんなで力を合わせれば、会社は発展する。
って言えば、全部そのとおりだから。
で、そういう風にみんなが力を十分に発揮出来るようにする為にはどういう風に取り組めば良いのかと尋ねると、
( ゚Д゚)「その方法もみんなで考える!!」
そして、みんなで考えようとした結果、誰も何も考えていないし、働いてもいないし、頑張ってもいないという状況に至ったのが、このプロジェクトだ。
参ったね、こりゃ。(´・ω・`)
2 件のコメント:
経営者が直接意見を募る風通しの良い職場ですね(白目)
まあ、一億円くらい損すれば目が覚めるやろ。(´・ω・`)
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