指名手配犯として有名だった桐島聡容疑者が名乗り出て数日。何か凄い逃走劇みたいなものがあったのではないかと期待したが、そうでもなかったみたいね。(´・ω・`)
僕は最初、桐島容疑者の背後には巨大な極左暴力団系のネットワークがあって、その力で偽装した戸籍や保険証、拠点の提供や資金援助なども行われていたという、言わば陰謀論的なストーリーを思い描いたのだが。
実際はそうでもなかったようで。(´・ω・`)
その辺の強盗犯が逃げて行方不明になっちゃったのと同列、と言うか……。
無理も話である。
そもそも、この容疑者は本当に社会主義系の思想家だったのか? 僕は違うという印象。
学生運動ってのは、例えば火炎瓶を投げたり、人質を取って建物に閉じ籠ったりするわけだが。
その本質はエンターテイメントだと思うのよね。
創始者は確かに確固たる社会主義系の哲学者であろう。しかし、周りのメンバーまで同水準んとは考え辛いのよね。
理想だけでついてきてくれる腹心なんてのは少数しかおらず、数の力を得る為には人気取り、ポピュリズムに走って大衆を取り込む必要がある。
派手に火炎瓶とか投げれば、その過激さを面白がって参加してくれる人も多かっただろう。
僕が思うに、桐島容疑者は後者。本格派の社会主義系哲学者ではなく、居場所を求めた先が学生運動だったというだけではないか。
その後、所属していた学生運動団体の幹部が逮捕されたことを機に逃亡生活に入るわけだが、結局のところ、「仲間との連帯感を感じられるから」程度の理由で学生運動をやっていたに過ぎないから、幹部との繋がりが絶たれてしまったら本人は何も出来ないし、モチベーションも無くなる。
以後、普通に逃走生活40余年。
潜伏しながら社会主義をするわけでもなく。日雇い労働者か、それに近い肉体労働に従事し、運転免許も無ければ健康保険も無く。
似たような境遇が集まる掃き溜めで40年以上を送った。そんなところではないか。
いやぁ、若気の至りよね。(´・ω・`)
若者ってのは、友達が優しくしてくれれば何でもやっちゃうものなのよ。
桐島容疑者も、そんな感じでフワッと仲間意識に酔って滅茶苦茶やっちゃっただけで、本当は普通の陽気な兄ちゃんだったんじゃないかしらね。
死ぬ寸前に名乗り出たのも、変に懐疑心を持って聞くのではなく、本人の言葉通りに受け取れば良いのではないかしら。
死ぬ時くらい、自分の素性をみんなに知って貰いたかった。
指名手配犯になる前に戻って人生をやり直したかった。
カワイソスおね。(´・ω・`)
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