2018年7月7日土曜日
ウズマスターの日々
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新作小説:ペロペロ神の救済

お~し。
新作の準備が出来たぞ。

タイトルをどうしようかずっと悩んでいたが、ふと名案が思い浮かんだ。

「ペロペロ神の救済」

これで行こう。

第一話 ペロペロの神様
『委員長とチュッチュしたい』

 SNSにこんな書き込みをしている不埒者がいる。高校二年生、新条 紫苑である。彼は都内の進学校に通っていて、表向きには優等生で通している。いや、実際に成績は良く友達もそれなりにいて、素行も良く、礼儀正しい。どこから見ても何の問題も無い、正真正銘の優等生である。
 部活は帰宅部だがそれは学業に専念するためで、別に運動が苦手というわけではなく、むしろ平均以上に運動は出来る。身長、体格は普通。顔立ちはどちらかと言うと童顔で可愛らしく、人畜無害そうに見えるくらいだ。

 ただ、若気の至りなのか、彼には人には秘密にしている趣味があった。

『委員長のリコーダー欲しい』
『俺の頭の中では委員長と俺はカップルだ』
『委員長は委員長らしく清純であるのが良い。きっと男と手を繋いだことも無い』
『でも一度惚れた相手にはとことんまで一途なんだ』
『その相手とは勿論俺だ』
『ペロペロペロペロ』

 クラスメイトの女の子に夢中な彼は、日夜問わず、SNSに欲望と妄想のつぶやきを垂れ流しているのである。

『良い時代になったものだ。スマホを持ち歩いていても誰も疑問に思わないんだからな』
『スマホに無音カメラをインストールすればシャッター音すらしない。俺はこれで毎日委員長を撮っている。コレクションは既に千枚を超えた』
『高校一年生の頃の写真と見比べると委員長は随分大人っぽくなってきている。子供の成長を見守る親になった気分だ』
『俺と委員長の娘もこれくらい可愛くなるに違いない』
『最近はレコーダーで委員長の声を録音することにした。これをPCで加工して会話と会話を切り取って繋げれば委員長にエロい言葉を吐かせることが出来る』
『目覚まし時計にもセットした。俺は毎日委員長に起こして貰っているのだ』

 別に下着を撮影するとか直球の犯罪行為を行っているわけではない。ただ、やることに手が込みすぎている。頭脳明晰である彼はITにも強く、スマホを使って収集した素材から自分の欲望を満たすあらゆるものをクリエイトしている。

 非常に優れた芸術家、クリエイターだが、気になるあの子が好き過ぎて才能を発揮する方向を間違えてしまった。いや、情熱こそが芸術の原動力であり、彼がこうなるのは彼女を好きになった時点で必然だったのである。

『神アプリを開発した。スリーサイズ算出アプリだ。これで女の子を撮影するとその子のスリーサイズを自動算出してくれるんだ』
『このアプリはスリーサイズを公開している女優やモデルの写真を内部に持っていてな、それと比較して比例計算することで被写体のスリーサイズを算出出来るんだ』
『もちろん早速委員長を計測した。委員長のスリーサイズを知っているのは本人と、親と、そしてこの俺だけだ。ついでにクラスメイト全員分の情報も収集したが、それは情報の確度と高める為であって決して浮気しているわけではない』
『薄々は気付いていたが、厳正なリサーチの結果、やはり委員長の胸のサイズは下から数えた方が早いことが判明した……』
『確かに委員長は胸が無い。でも体が凄く細いから体とのバランスで見ると丁度良く見える。クラスで一番の美乳なんだ!』
『胸のサイズはもう少し大きくても良かったかも。やはりこの世には思い通りにならないこともあるのか……』
『まだ成長しているから数年もすれば期待通りになるかも』
『例え貧乳でも俺は委員長が好きだぜ!』
『この神アプリはみんなにも贈呈しよう。公開しておくから好きに使ってくれ。男には好きな女の子のスリーサイズが知りたい本能があるんだッ!』

 こんなことをやっているうちにネットで大人気になり、フォロワーは百万人を超えるまでに至ってしまった。多分全員男だと勝手に思っている。ネットでは神と崇められ、気分が良い。ハンドルネームは『委員長大好きペロペロ神』である。何の羞恥心も感じていない。

『さて、今日はもう寝るか。委員長はクラスで一番早く登校するからな。いつも二番目に登校するこの俺を夫の帰宅を待つ新妻のように待っているんだ』

 紫苑は晴れやかな気持ちでPCをシャットダウンし、ベッドに潜り込んだ。

(……僕って世界一の幸せ者だよね。おやすみ、委員長♪)

第二話 露見
このふざけたツイートがヒロインにバレて面倒毎に付き合わされる、という展開で続く。

こんな感じ。

変わり者の天才主人公と真面目なボンクラヒロインの一対一のラブコメ。

中々の自信作だ。
全9万5000字で完結。

これでいつでもリリース出来るぞ。

後は公開するタイミングだが、どこかで恋愛小説大賞とかやらないかな?

年に一回くらい開催された気がするから、それが来たら公開したいと思う。

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