う~ん。
このプロジェクトも四面楚歌の様相になってきたな。
社内にも敵が現れ始めた。
と言うのも、僕が所属しているのは開発チームなんだが、社内にはそれとは別に「品質管理チーム」がいるのよ。
その品質管理チームからの圧力が強まっている。
・今後、モジュールを修正したらリリースノートに記入すること。
・修正してテスト結果をエビデンスで取得すること。
・エビデンスの読み方を説明すること。
こんな感じ。
まあ、正論だとは思うけどね、現在のプロジェクトの状況を鑑みると実現不可能だわな。
しょうもない単体バグが結合テストで見つかるなんて別に良くある話で、
「なぜ単体テストで発見出来なかったのか?」なんて話に毎回弁明なんてやってたら、弁明に忙しくて開発の方が止まっちまうだろ。
エビデンスだって、今まではチーム内のレビュー担当者が理解出来れば十分って水準だったのが、何も知らん人に理解出来るように作れって言われたら、そりゃ大変になる。
結論として、部署を上げて隠蔽工作することになった。
モジュールを修正してもリリースノートには書かず、黙ってサラッと流してしまう作戦。
これ、全く不毛な流れだわな。(´×ω×`)
ようするに、
「厳しく詳細な説明と報告を要求した所、煙たがられて嘘ベースの報告が上がるようになった」
ってわけでしょ。
コレは嫌な流れだな。
「あの人、うるせーから黙ってとけ」みたいな流れ。
それまでは本音ベースで、可能な限りベターな報・連・相を行うよう努力する、という姿勢だった。
それが五月蠅く言われるようになったので、追求されないようにミスは隠蔽する。
結果としてリスクが増大して、将来にどんな爆弾が仕込まれるか分かったもんじゃない。
マネージメント失敗の中でも一番低レベルな部類に入る現象だと思う。
正論なんて何の意味も無いという現実を如実に表す典型例だ。
今後は嘘の辻褄を合わせる為の打ち合わせが忙しくなるな。
うげぇ……。
2 件のコメント:
ホントそうなのよね。(´・ω・`)
僕も広い視野を持つように心懸けて行きたいわ。
品質を上げるために手間をかければ品質が上がると思っている奴がいるが、実際には記事の通りになる。
違法行為の処罰を厳罰化すれば違法行為が減ると思っている奴がいるが、実際にはなおさら必死で逃げたり隠れたり人に濡れ衣を着せたりするようになる。
子どもにただ厳しくすれば道徳が身につくと思っている親がいるが、実際には人に嘘をつき都合の悪いことを隠す人間に育つ。
低レベルなマネジメントだけど至る所によくある話だな。こいつらがやるべきことは、部下や子どもの邪魔をしていやがられる事じゃなくて、邪魔になっている何かを取り払うこと。
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