絶対に仕様変更できないカスシステム。
特に問題になっているのはWeb画面だ。
このWeb画面は管理者用だから一般ユーザが使うことは無いんだけど、
画面にボタンが一個足りないことが判明した。
「○○実行ボタン」をクリックすると「○○処理」が起動する。
こういう機能を実装したいんだけど、画面仕様に「○○実行ボタン」を入れ忘れたわけよ。
普通だったら対応は簡単だ。
「画面レイアウトを作るの間違えた」と連絡して、ボタンを新規で追加させて貰えば良い。
しかし、このクソプロジェクトは死んでもそういった「間違いを認める」という行為は出来ない。
つまり、今から「○○実行ボタン」を画面に追加することは出来ないわけだ。
そこで裏技が考案された。
この画面には、従来から「日付入力欄」と「△△実行ボタン」が搭載されている。
これを活用して、
・存在する日付を入力して「△△実行ボタン」を実行すると、「△△処理」が起動する。
・9999年99月99日を入力し「△△実行ボタン」を実行すると、「○○処理」が起動する。
『99999999コマンド』という脅威の裏コマンド戦術!!
こんなクソ仕様、もう知らんわw
しかし、ここまで仕様がクソだと、他の部分の品質も連動して下がるだろうな。
というのも、人間ってのは惰性で動く生き物だから、こんな感じのクソ仕様があっちこっちに入っていると、
頑張れば本来何となった部分まで手を抜くようになるに決まってるのよ。
SEにとって、モチベーションってのは非常に重要だからな。
気合い入れてSQLチューニングすれば超高速だったはずの機能が、モチベーション低下により「動けばいいいや」ってノリで作った為に超遅くなっちまった、とか十分にある。
「使用感」ってのは「設計書」とか「品質管理表」みたいに目に見えるでは余り出てこないから軽視する人も多いけど、
「他人のモチベーション下げる行為を行うヤツは知らない所で大損害かましている」ってことを知らんとイカンわ。
これから先もSEとして長く生きていく為には、モチベーションだけは高く保っていきたいものよ。(´・ω・`)
2 件のコメント:
これはありえないっすな…
後から何故こんな仕様にしたのかと問われた時、どうするつもりなんだろう…
客との調整はまた別チームだから、
別チームになすりつけるんだろうな。(´・ω・`)
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