家に帰ると、すぐ近くの広場で祭りが行われていた。
学校の体育館の半分くらいの広さ。
そんなささやかな公園と、隣接する公民館で行われている、
町内だけの小さな夏祭りだ。
僕は祭りというものは好きな方だと思う。
普段、僕は騒がしいのは嫌いだが、
夏祭りには騒がしさとは異なる風情というものがあるように思う。
帰宅し、着替えた僕は祭りの会場に赴いてみた。
非常に賑やかで楽しそうだった。
屋台に出ている焼きそばなど非常に美味しそうに思え、
僕もこのような明るい場所に参加したいとも思ったのだが、
会場に集まっているのはどうやら子供や、その親などの家族連れのようだ。
僕のような男が混じり込むのは皆様に迷惑であると思い、
会場には入らず引き返してきた。
それにしても、僕はこの町内に住んでいるし、町内会費も払っているのだが、
祭りの連絡は一切無かった。
僕がここに住んでいるということは、町内の人間は誰も知らないのだろう。
最近は戸籍上に登録があるだけで実際は死んでいる老人が問題になっているが、
僕も将来はそのような人間になるのだろうと思いつつ、
本日も空しき夜が更ける。
6 件のコメント:
( ´・ω・) どこか大きい祭りに行ってみるとかどうですか? それなら浮かないかも…。
>最近は戸籍上に登録があるだけで実際は死んでいる老人が問題になっているが、
僕も将来はそのような人間になるのだろうと思いつつ、
本気で言っておられるんですか?
私はそんなネガティブな発言、嫌いです。
嘘でも口に出してはいけないかと。。
冗談でも、聞こえが悪いです(´・ω・`)
ならないようにすればいいじゃないですか!
・・・と、マジレスしてみました。。
大きな祭りでも空しいだけだしな・・・。
残念ながら、僕はこういう老人のニュースを聞くと、
本気で自分の将来はこんな感じなんだろうと思うのである。
ここのブログに来てる人間はだいたい似たような感覚を持ち合わせているように思う。
かくいう僕もそうだ。
将来は孤独死かなぁとぼんやり思うことはままある。
死に気づかないのは人間だけさ、
最期は柔らかい苔でフワフワになって死にたいな。
悲しいなぁ・・・。
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