• 2008年12月4日木曜日
ウズマスターの日々
ウズマスターの日々 https://blog.uzumax.org/2008/12/blog-post_4.html

四苦八苦

小説は39枚目まで進み、前半の山場を越えた。
ここで、少し小説のテーマについて解説しようと思う。

僕は自分の人生を総括して考えた結果、
小説の根底に流れるテーマには「仏教」を置くことが、
自分に最もふさわしいと考えた。

仏教には「四苦八苦」という言葉がある。

四苦とは、メインである4つの苦しみを意味する。
生:生きていること自体がそもそも苦しい。
老:年老いることが苦しい。
病:病気になることが苦しい。
死:死ぬことが苦しい。

さらに、それに加えて、
愛別離苦:好きな人と離ればなれになることが苦しい
怨憎会苦:嫌いなヤツと出会うことが苦しい
求不得苦:欲しい物が手に入らないのが苦しい

五蘊盛苦:強欲だから苦しい

を以って、四苦八苦となる。

この四苦八苦をストーリーの根底のテーマとし、
それを書きやすくするために、心霊小説をジャンルに選んだ。

つまり、

生:登場人物は全員不幸!!特に主人公が最も悲惨。
老:死にかけの老人を重要キャラクターに設定する。
病:全キャラ例外無く、何かしらの欠陥を抱えている。
死:死を美化しない。敵味方無関係、死ぬキャラは全員悲惨に死ぬ。
愛別離苦:ヒロインが怨霊である。(最初から死んでいる)
怨憎会苦:敵は全く救いようの無い超極悪人。くだらない人情は無し。
求不得苦:最終的に叶う望みは一個だけ。諸行無常。
五蘊盛苦:ラブコメも必要でしょ。

これだけ書くと、どんだけ悲惨な話にするつもりなんだって思うかもしれないが、
最後はハッピーエンドだ。
「救い」が無ければ仏教にならないからな。

こうして箇条書きにしてみると、やっぱり仏教ってのはバランスが良いな。
基本が抑えられている感じがする。

死んだおばあちゃんが仏教に熱心だったんだけど、

小さい頃の僕は真面目に話を聞いていなかった。
今になって後悔するぜ。

こういう後悔も四苦八苦の一部なんだろうな。

9 件のコメント:

Anonymous さんのコメント...

リュウさんかっこいいな。
ほんものの物書きみたいだ。

すてきな講話ありがとうございます。

失格(´・ω・) さんのコメント...

(´・ω・) ここまでプロットと言うか設定をしっかりと考えているとは・・・すごいス!

フランク さんのコメント...

お前は、アホか。

宗教がらみで、はっぴーエンド。疑問?

世界の歴史で宗教が関係して平和であったことがあるか?


7 さんのコメント...

すばらしス。完成を楽しみにしてるです。

ウズマスターRYU さんのコメント...

正義とか、平和とか、そんな堅苦しい話は無いよ。
小説なんだから。

ウズマスターRYU さんのコメント...

結構自信があったりするんだぜ。

匿名きぼーん さんのコメント...

女の子が全員障害者のエロゲを思い出した

匿名きぼーん さんのコメント...

これ参照
ttp://blog.m.livedoor.jp/guideline/c.cgi?sss=edbc1421a1369a014806ef7b0becae2e&id=51141492

ウズマスターRYU さんのコメント...

どんなエロゲだよ。
不謹慎過ぎるわ。