• 2020年11月6日金曜日
ウズマスターの日々
ウズマスターの日々 https://blog.uzumax.org/2020/11/blog-post_7.html

技術士試験の境地

 技術士試験がどう難しいか、解説しよう。(´・ω・`)

僕が過去に合格してきた試験、例えば情報処理試験「プロジェクトマネージャ」だが、あれは自分の経験で書けるものだ。

例えば、「見積もり」をテーマにしよう。
見積もり、みんなはどうやってる?

僕の今までどうやってきたかと言うと、プロジェクトは要件定義&設計フェーズで分けて、要件定義&設計はそもそもSESで行う。ある程度設計が固まって規模感が分かった段階で再見積もり。
この時は設計から機能毎の規模や難しさからポイントをつける。その合計が見積もりの基本値なのだが、プロジェクトのリスクが大きい場合はリスク係数を多めにする。

とかとか。

「私は今までこういう風に見積もりをやってきたんですよ」ということをキチンと書けば論文が成立する。
これが僕が経験してきた過去の論文だ。

しかし、技術士試験はそれでは無理だ。
技術士試験の問題はこんな感じ。

プロジェクトの見積もり手法を2つ挙げ、それぞれの内容、及び長所と短所を述べよ。

2つも知らんわ。

たぶんみんなそうだと思うんだけど、仕事のやり方って普通は1コしか無くない? いつも同じようなやり方をしているっしょ。
いつもやってるやり方しか知らんわ。

技術士試験はそれではダメで、現場知識のみだと総量の半分未満しか満たさない
自分の経験だけじゃなくて、世の中全体にこういうものがある、という包括的知見を持っていないと無理なわけよ。

これが厳しい。
しかし、ここが僕の将来を決める一つの可能性になるんだよな。

と言うのも、普通の人って、現場で身に着けた現場のスキルで仕事してるんでしょ? 頑張って仕事してたら、その中で偶々今のスキルが身に付いた、と。

それってみんな同じじゃない? みんなと同じことをやっとったら、みんなと同じにしかならんと思わんかね?

そこで一つ、将来の為にみんなと違う部分を模索していかないと。そこで僕にあるのが、この資格に対する無類の強さ。

つまり、僕は現場型ソルジャーという側面とは別に、学者的な適正を持ってるのよね。物事を視覚化・言語化して、学問的・体系的に整理することに優れる、という面があるわけよ。

これが「僕だったらスクールの講師も務まるんじゃないかな?」と考える根拠だし。
スクールじゃないにしても新技術の調査論文を書いたりする仕事がどこかに無いかな、とか。
70歳になっても論文の添削の仕事とかは出来るんじゃないかな、とか。

いずれにしても、生き残る為には現場以外の可能性というものを模索していく必要がある。選択肢は多く持っておくのが肝要だからな。

まあ、こういう風に考えるようになったのも、10年15年と資格の取得を続けてきた成果だな。
基本情報も持っとらんような輩が僕と同等の思考を持つことは決して無い。
そういう輩は現場で使える現場の知識だけが拠り所や。現場の知識なんてものは僕にもあるが、僕には+αがあるってこっちゃ。

「基本情報なんて取った所で何の役に立つんだ?」みたいな話はいつもあるけど、基本情報で終わらず、10年15年と資格の勉強を続けた果てに見えてくるものもあるってことだ。

とは言え、まずは技術士に合格してしまわないと、恰好がつかんからな。
頑張らねばイカンのう。(´・ω・`)

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