ましてや、それがあの有名な大企業の機関業務を左右するほど重大なものであれば、なおさらである。
JTBなど400社が使うTISのリモートアクセスサービスが全面停止、復旧は6月以降
TISは2020年4月16日、同社がSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)で提供するリモートアクセスサービス「RemoteWorks」について、不具合を解消するために5月末までサービスを停止すると発表した。
RemoteWorksを全社推奨ツールとして使っているJTBはサービス停止により一部の業務で支障が出ている。「リモート環境での代替手段がない業務については担当者が出社して対応している」(JTB広報)という。
>RemoteWorksを全社推奨ツールとして使っているJTBはサービス停止により一部の業務で支障が出ている。「リモート環境での代替手段がない業務については担当者が出社して対応している」(JTB広報)
新型コロナの流行に対し、JTBという巨大企業が全社を挙げて取り組んだリモートワークという業務改善が、VPNの障害という単一障害点により、全て無に帰した。
無論、1ヵ月、2ヶ月もする頃には障害も復旧しよう。出来るだけ早めに代替手段を用意するなどの努力も行われよう。
しかし、JTBの内部では、
「リモートワークにして、もし何かあったらどう責任を取るつもりだ?」
とただ外野から叫んでいるだけで何もしなかった勢力が、
「それ見た事か!!」
と、我に正義があったと勢い付き、リモートワークを推進したエンジニアが吊るし上げられ、承認した部門長が出世街道から脱落する展開に進むのだとすれば、何と壮大な大河ロマンであろうか。
その後、「リモートワークはハイリスク」が社是とされ、社員達は「事なかれ主義、知らんぷりが社内で長生きする秘訣である」ということを深く学ぶ。
そして定年退職まで未来永劫に満員電車に揺られて通勤し、低い生産性のまま疲労し続ける社畜が何千何万と生み出され続けることを思えば。
実に愉快である。(´・ω・`)
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