本日は休憩や。(´・ω・`)
そう言えば、天皇陛下の即位を機に恩赦が行われるそうだな。
恩赦55万人決定政府は18日の閣議で、天皇陛下が即位を宣言する22日の「即位礼正殿の儀」に合わせ、同日付での恩赦の実施を決めた。
ちょうど、マイブームの三國志関連を読んでいたら、恩赦の意味が分かる記事を見つけたので紹介しておく。
光武帝
たまたま見つけた記事は、漢の中興の祖「光武帝」だ。
そこにこんな記述があった。
前漢末以来の混乱で中国は疲弊し、前漢最盛期で約6千万人となった人口が光武帝の時代には2千万ほどに減少していた。この対策として光武帝は奴卑解放および大赦を数度にわたって実施し、自由民を増加させることで農村の生産力向上と民心の獲得を図った。
なるほどね~。
労働力の確保が狙いだったんだな。
どこの国でも同じだと思うんだけど、刑務所に人間をブチ込んでいても無駄飯食らいでしか無くって、何とか使い道を見つけたいって事情があるのよね。
55万人も刑務所に入れておくなんて、相当なコストだろう。
そこで、万里の長城の建設とか、戦争の歩兵とか、受刑者を動員して有効活用する試みが実施された。
恩赦もその一種なんだな。
国が主導して公共事業とかに動員するのもそれはそれで大変だから、大丈夫そうなヤツは適当に理由付けて放り出して民間で働かせたれ、と。
それを踏まえると、「天皇陛下のお慈悲によりお前らを自由にしてやる!! 有難く思え!!」というのは実に都合の良い理由付けだ。
で、記事の光武帝はこれで成功したみたいだし、日本でも伝統的に何度も恩赦しているってことは、それなりに効果的な手法なんだろうな。
- 恩赦=税金の節約&労働力の調達
理解できる話である。(´・ω・`)
しかしこのやり方、刑務所から出た人が働いてくれないと意味無いからな。
出てきたら真面目に働いて貰えると良いのう。(´・ω・`)
2 件のコメント:
長年の疑問が解けました。以外にも合理的な制度だったのですね。
効果の成否は大丈夫な輩をどのレベルで選別するかに掛かっていますね。
高度化した社会でも人手不足の対策に成り得るのか、難しい問題です。
昔は土木工事の頭数に加えてやれば良かったんだけど、最近は作業が高度化してそう単純ではないからな。
刑務所の中での職業訓練が活きることを願う。(´・ω・`)
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