いや、実際にはちゃんと大人から感心されるような本も読んでいたはずなんだけど、今思い出せるのはラノベしか無い。(´-ω-`)
大学生から社会人になると、図書館が身近な存在ではなくなったから、余り本を読まなくなった。
図書館まで足を運ぶのが面倒だったし、ネットとか色々あって、足が向かなくなったんだな。
しかし今、36歳になって再び、読書の意欲が高まってきた。
そこで意を決して電子書籍端末「Kindle Oasis」を購入したぞ。
もちろん会社経費でな。図書購入費や。(`・ω・´)
電子書籍拒否
僕は長年、電子書籍には懐疑的だったんだよな。
第一の理由:習慣
第一として、紙ではないこと。「本というのは、ペラペラやるもの」という固定観念が非常に強固であるから、紙ではないというだけで強烈な抵抗感があった。
人間とは不思議なもので、今までの習慣とは違うものを取り入れることを拒否したくなる。僕は比較的他者よりそういう部分が少ない性格だと思うんだけど、それでも電子書籍には強く感じていた。
ならば、業務改善と称して今までの手法に首突っ込まれることにどれほど人が抵抗感を示すか、言うに及ばず。
改革を志す者は、人間の性というものをこういう日常から理解する必要がある。また一つ大人になった。(´・ω・`)
第二の理由:信用性と転売
ハッキリ言って第一の理由が99%を占めているのが人間の正直な心だと思うんだけど、一応、理屈もある。紙の本は買えば自分の手元に永遠に存在するけど、電子書籍は運営企業は消滅したら虚無と化す。
また、紙の本はブックオフに持って行けば売れるが、電子書籍は転売出来ないし、人に貸すことも出来ない。
この辺りから、紙の本の方が信頼性が高く、また経済的にも優れている、という風に僕は考えている。
が、これもやっぱり、心の問題でしかないなぁ。
Amazonが潰れる可能性より僕が車に挽かれて死ぬ可能性の方が高いに決まっているし、ブックオフで売ってもゴミみたいな値段だし、本を人に貸した覚えなんて全然無いし。
電子書籍の方が損している気分になるんだけど、実際には誤差みたいな話であるから、語るに及ばず。
このような心の壁を乗り越えて、遂に電子書籍に手を出す時が来た。
キッカケ
キッカケとしては3つある。モチベーション増大
人間の心とは不思議なもので、何でもないことから心の持ち方が変わるんだ。僕は今年の4月からフリーランスになっているんだけど、それを機に勉強意欲が増大した。
ハッキリ言って仕事の内容なんか1ミリも変わってない。
ならばフリーランス化したことで収入が不安定になったから頑張らねばならないと思ったか? いやいや、別にフリーランスを辞めて再就職するなんて電話一本で終わる話。サラリーマン時代の方が遥かに身の危険を感じていた。
だから物理的根拠なんてこれっぽっちも無いんだけど、それでもフリーランスになって「やるぞ~」という気分になった。
思うに、フリーランス最大の魅力は、「気持ち」にあるのではないか?
人間の心とは不思議なものや。(´・ω・`)
三國志
アホみたいな話だが、横山光輝の漫画の三國志を読んでいたら古典を読みたくなってきた。(´^ω^`)「孫氏」とか、「韓非子」とか、そういうヤツ。
前職時代、「致知」という雑誌が社員教育として配布されていて、またこの内容がジジイの戯言みたいな話ばかりで社員の中では著しく不評だったんだけど、僕は結構好きだったんだよな。
今では自分で買ってる。
僕は元から「真実の幸福とは何であろうか?」みたいなことを常々考えている性格だから、性格と雑誌の内容が合ってるんだわ。
で、その致知の中でも古典の話はよく出て来るし、漫画で三國志とか史記とか読んでるし、段々その気になってきて、思想の本を読みたくなってきた。
読み放題
しかし、本ってのは高いもので、上記のような本が読みたいなぁと思っても1冊2000円とかしてて、それが全4巻。いやぁ、読みたいけど、そんなに金出す価値なんてあるかしら?
IT業界って、読書読書とインプットすることが目的になっちゃってて、それを活かす道を探さない愚者が多いんだよね。
僕もまた、高い金出して本を読んで、読んだこと自体に満足するようなことになってしまうのは嫌だ。
コストパフォーマンスに見合わない行動はしたくない。エンジニアはアウトプットを意識しなければならない。
そう思って買うかどうか悩んでいたんだけど、ふとAmazonのページを見ると「Kindle Unlimited」ってあって、月1000円で読み放題らしいんだ。
これならコストパフォーマンスに見合うかな、と思って、とりあえず無料お試し30日を契約した。
すると、読みたい本に限って読み放題の対象に入ってないんだが、漁って行くと気になる本が見つかったりして、面白そうだな、と思った。
読みたいと思って狙った本は置いてないんだけど、置いてある本の中から面白そうなものを探していると、図書館で本を読んでいたあの頃を思い出した。
そこで、20年前に立ち戻って、再びあの頃のように色々と本を読んでみようかなと懐古し、専用端末であるKindleを買うことにした、というわけだ。
懐かしきあの頃よ。(´;ω;`)
使用感
そういうわけで遂に電子書籍デビューした僕だが、電子書籍ならではの価値があると気付いた。画面が光る
暗いところじゃ本は読めねえだろ。しかしKindleは光っているから、寝ているハニーの横でも読めるんだ。
楽ちん
紙よりも軽い。200グラムくらいしか無い。肩凝りが悩みである僕には優しい。
最適化
僕は電子書籍とは紙をキャプチャーしているものだと思ってたんだけど、実際はちゃんと電子最適化がされており、目次からワープとか出来るんだな。少しでも使い勝手をよくしようと工夫が凝らされている。
欠点:カラー非対応
買って始めて気づいたんだが、白黒専用なの。カラー対応なんて当然のことだと思ってたから全く予期していなかった。
だから最初は買って損したかと思ったんだけど、少し読んでみると慣れて気にならなくなるものだな。
でも、モノによるか。
折角カラーのイラストがついているのに白黒では、読解には問題無いけど、気持ちとして何かスッキリしないところがある。
Kindle Unlimitedにはカラー雑誌もあるから、カラーを読む時はパソコンか、別途タブレットを用意した方が良いかもな。
今後
と言うわけで、これからはガンガン読み放題で本を読んでいこう。早速、ここ数日で「孫氏」を読み終えたところだから、次は「論語」でも読んでみるか。
「韓非子」が置いてないのよね。
韓非子キボンヌ。(´・ω・`)
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