稀勢の里、引退! 田子ノ浦親方が明かす 横綱ワースト8連敗、地元後援者に勇姿見せられず横綱・稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)がついに現役引退を決断した。師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)が16日、明らかにした。進退を懸けて初場所に臨んでいた稀勢の里だが、初日から3連敗。昨年秋場所千秋楽から不戦敗を除いて8連敗となり、1場所15日制が定着した1949年夏場所以降の横綱では貴乃花を抜いてワースト記録を更新したこともあり、その去就に注目が集まっていた。
しかたあるまい。
大変だったろう。よく頑張った。(´・ω・`)
相撲勘消失
前の場所までは「もしかしたら復活もあるかも」と思っていたけど、ダメだったか……。
と言うのも、先場所である2018年九州場所の取り組みを見ると、決して身体能力そのものが低下したわけではないと見えた。
相手の力士がドカーンとぶつかってきてもドスンと受け止め切る肉体の強さがあって、身体能力では確実に相手力士より上回っていた。
ところが、問題はそこから。
相手を受け止めて、さあ攻めに転じるぞという時に、右足を出すべきか左足を出すべきか迷っているような、何とも見ちゃいられない立ち回りをして、そのうちコロッと負ける。
力士って決してただ力が強いだけの大男ってわけではなく、相手の体重移動を読んだり、動きに機敏に反応したり、など言うに言われぬ、技巧よりも更に微妙な呼吸みたいなものがあるのよ。
相撲勘とでも言えば良いのか、その相撲特有の呼吸をまるで忘れたような取り組みだった。
逆に言えば、勘さえ取り戻せば復活する。
つまりはスランプみたいなもので、本当の意味で身体能力が低下したわけではない、と思ってたんだ。
だから今場所はスランプを脱出して復活してくれることを期待したけど、ダメだった~。(´×ω×`)
明らかに前の場所よりも悪化していた。
特にvs逸ノ城戦なんか特に酷くて、どっちが横綱か分からんような相撲だった。
逸ノ城は身体能力はぶっちぎりのブルドーザーみたいな力士だけど、上述のとおり相撲は力が強ければ勝てるものではない。
逸ノ城は将来の横綱候補だと思うが、そういった巧みのような部分が磨かれていないところがあって、そこを突けば勝てる相手だ。
しかし、稀勢の里は肉体面では元より負けていて、相撲勘も衰退しているから、全く勝負にならなかった。
逸ノ城は稀勢の里を正面から受け止め、後は動きを良く見て落ち着いて勝った。
まるで稽古場で横綱が幕下に稽古をつけているような相撲で、アレを見た時に、流石にもうダメだと僕も悟ったわ。(´×ω×`)
最後まで、相撲勘が戻ることは無かったか。
相撲勘さえ戻れば復活するってのは今も同様だと思うけど、戻るどころか悪化の一途を辿っていて、横綱の立場としてはこれ以上留まるわけにはいかなかったか。
残念だが、仕方無かろう。(´・ω・`)
若い
それにしても、稀勢の里ってまだ32歳なんだな。横綱就任時は30歳。
力士って年齢上に風格があるよね。(´・ω・`)
でも外見の風格に惑わされず年齢だけ見ると、やっぱ力士って若くって、若さが足を引っ張るようなこともあるんだろうな。
横綱にはならず大関を続けていれば……、みたいな声は当然あるけど、ハッキリ言って30歳なんて年齢は子供みたいなものだから、横綱審査委員会の怖い親父達が、
( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)「横綱やれ!!」
なんて言ってきたら、そりゃもう意味分かんなくて言われた通りGOしか無いっしょ。
怪我した時も「頑張るしか無い!!」としか考えられなかったんじゃないだろうか?
だって30歳だもん。
そのように、トップアスリート全般に言える年齢に比べて背負っているものが大き過ぎるというリスクをフォローするのがコーチであり、親方であると思うんだが、そこが上手く機能しなかったのは残念だった。
やっぱ大成するには単純に頑張るだけではなく、社会的な知恵、計算のようなものも備わっていなければいけないんだろうな。
稀勢の里はまだ32歳。
ここから先の親方人生の方が長い。
まだ引退したばかりで気持ちも間に合っていないだろうけど、良い親方になって貰いたいわ。(´・ω・`)
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