プロジェクトってのはこうやって破綻していくんだな。
僕って基本、炎上が確定した後で参戦するエンジニアだから、炎上に至るまでの過程は、例えば「要件が不明瞭なまま工程を進んでしまった」みたいなセオリーは言えるけど、場の空気とかは分かってなかったから、それを理解した気がする。
イエスマンのみ
「あの会社はイエスマンばっかり固めたから傾いたんだ」みたいな話はよく聞くけど、ネットで見るその手の話は、第三者が好き勝手言ってるだけでしょ?
僕も実際その場面に遭遇したことが無かったからイメージがあっただけなんだけど、今回はその場面に遭遇したから、やっとその意味を具体的に理解出来た。
( ゚Д゚)「やれ!!」
(`・ω・´)「任せて下さい」
(´・ω・`)「は? こんなんありえんですよ。再考を」
((+_+))「……」
((+_+))「……」
((+_+))「……」
という状況になったら、
(´・ω・`) ← コイツは扱い辛いな。クビだ!!
として、
( ゚Д゚)「やれ!!」
(`・ω・´)「任せて下さい」
((+_+))「……」
((+_+))「……」
((+_+))「……」
((+_+))「……」
という体制になる。
実に合理的である。
プロジェクトを回し易いように、プロジェクトマネージャーの意に沿う人間でプロジェクトを構成するってのは、全く当たり前の話だ。
( ゚Д゚)「これで邪魔者がいなくなったぞ」
(´・ω・`)「僕も肩の荷が下りました」
だから、Win-Winの関係だし。
そして残ったコイツラ((+_+))((+_+))((+_+))((+_+))が犠牲になるわけだが。
これって実に対処が難しくて。
僕だってどうでも良い所に難癖つけてくるメンバーなんて御免被るけど、難癖でしか無いのか、大事な問題提起なのか、そんなの水掛け論だからね!!
これを考えると、僕が思い出すのは「項羽と劉邦」だな。
古代中国ではこの辺りを見極めるスキルが至高という扱いになっていて、「項羽と劉邦」は以下のような構図である。
- 劉邦:踏んだり蹴ったりだが人を見る目だけはあって、最後は天下を取った
- 項羽:戦争こそ強かったがイエスマンしか受け付けず滅んだバカタレ
「三国志」の劉備もまた、本人は大した能力は無いんだけど、人徳と人員配置では無類の才能を発揮した、というストーリーである。
と考えると、このプロジェクトを成功させるためには、
( ゚Д゚)
コイツに仁・義・礼・智・信の五徳を積んで貰うしか無い!!
って、そんなん知らんわwww
でも、「( ゚Д゚)=項羽」ってのは一致する部分が多くて凄く心配だ。
- 項羽:戦争こそ強かったがイエスマンしか受け付けず、人が離れ、最後は滅んだ。
- ( ゚Д゚):剛腕経営者であったがイエスマンしか受け付けず、人が離れ、最後は倒産した。
なんて結末では余りに無常だからね。
こんなことにならんよう、天に祈る。(´・ω・`)
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