感想
大人になって社畜に成り下がったクリストファー=ロビンの元にプーがやって来て忘れていた何かを思い出すという話だな。何とも微妙な気持ちにさせられる話だ。
と言うのも、「仕事に忙殺されて心を失うより本当に大事な物の方が大切だよね」の一言で片づけられないようにリアリティに描かれているのよ。
クリストファー=ロビンの背に同僚の命運が懸かっちゃってて、クリストファー=ロビン本人は優秀だから職には困らないんだろうけど、「お前が頑張らないと同僚が路頭に迷っちゃうんだよ?」と、単純に「家族と仕事のどっちが大事なの?」って話になってないのよ。
クリストファー=ロビンとその家族だけの話だったら「家族の方が大事」で決着するけど、「お前の家族の僅かな土日と、同僚全員とその家族の人生のどっちが大事なんだ?」なんて聞かれたら痛いっしょ?
痛く作ってきやがるなぁ。
とは言え、結局はどちらを選ぶわけでもなく、ふと心の余裕を持って目が覚めたところ、新しい解決策が見つかるという展開だな。
どうなんだろうなぁ。
必死に頑張った方が解決に繋がるかもしれないし、心を綺麗にして抜本的に見直した方が良いかもしれない。
実に難しいよ。
そういった人生の難しさ、微妙さを上手く描いている。
現代人の葛藤にヒットする話だったな。
僕も仕事を頑張りつつもハニーも大事にして幸せになりたいものよ。(´・ω・`)
1 件のコメント:
てすと
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