しかし殺されたHagex氏はネットウォッチャーという肩書で講演なんか行ってたのか。
ネットウォッチャーって言葉があるのは初めて聞いたが、ネット上の話題をサーチしてブログで紹介する活動のことらしいな。
でも「ネット上の話題」なんてマイルドな言い方をしているが、ネット上に存在する様々な事象の中でも特に炎上とか叩いて批判出来る話題で人気を博していたような話を聞く。
早い話が、他人のトラブルを鑑賞して批評する芸風だったのだと思われるが、え~、それって講演なんかやるもんじゃないでしょ……。
確かにネットにはそういう側面があって炎上している様子を見るのが面白かったりするのはそうだけど、決して褒められた趣味じゃないからね。
褒められた趣味じゃないと分かっているから匿名でコソッとやっているアングラな話題なのに、何でこの人は講演なんか開いていたのか……。
ネットウォッチャーって言葉の響きも、決して自分自身が当事者にならず、安全な外野から第三者を傍観して批評し楽しむコストパフォーマンスの良い賢い生き方をする人ってニュアンスを感じるから、同じくそういう価値観を持つ人を想定して講演を開いていたのではないかと推測するが……。
結局は安全でもなければ第三者でもなかったんだな。
「自分は罵詈雑言に慣れている」という発言もあったそうだが、慣れるとは無視するって意味でしょ?
ネット上で自分自身に罵詈雑言を向ける者は自分より価値の無い人間の発言であるから、価値の高い人間である自分がそれを汲み取る必要は無く、むしろ負け組を無視することでより自分が高みに近づくとでも考えていたんだろう。
ネット上で多数から罵詈雑言を受けるということは、それだけ自分が多数の人間から嫉妬される成功者であることの証左であると誇りに思う人がいるようだが、
結局はそれだけ大勢の人間が自分自身を憎んでいるというだけの話だったか。
そうした活動を五年、十年と続け、ついにヤバいのを踏んで殺された。
ネットの向こうの人間がリアルに迫ることは無いとタカをくくり、自分が危険地帯に足を踏み入れていることに気付かなかったんだな。それどころかむしろ安全地帯にいると思って優越感を感じていたのではないだろうか。
いやはや、今期で大人気のゲゲゲの鬼太郎でエピソードに出来そうな話だ。
僕もこうしたブログを展開している以上、常に自戒して生きていかねばならんのう。(´・ω・`)
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