22:30、残業を終えた僕は電車に乗ってハニーの待つ家に真っ直ぐ向かっていた。
電車の中の僕はスマホに夢中である。
僕はスマホゲーをプレイしないが、ネタバレサイトでスマホゲーのキャラを見るのは大好きだ。
(´・ω・`)(……近頃のスマホゲーのキャラはみんな可愛いのう。うぇへへへへ)
ドババンッ!!
ドガァッ!!
(;´°ω°`)「うおおおおぉぉぉッッッッ!?!?!?」
な、何じゃぁぁぁぁぁッッッッ!?
突然激しい物音と同時に何かが後ろから襲ってきたぞ!?!?!?
反射神経で踏み留まった僕は襲ってきた影を視線に捕えると、
そこにはハンチング帽を被った小太りの珍妙なジジイが呆けたように無様に尻餅を着いていた。
このジジイッ!! 電車の中で転倒しやがったなッッッ!!!!
ふらつく程度ならともかく、派手な音を立てて受け身も取れないほどに大転倒するとは、人騒がせなジジイだ!!
恐らく、禄に足腰も立たねえ癖に電車が止まる前に座席を立ち上がって電車が止まった瞬間に反動で転倒した。
よくいるんだよ。
我先にと電車が止まる前にドアの前に陣取って1秒でも早く電車を降りたがるせっかちなヤツが。
意味も無く急いで待ち時間を生み出し体力も消耗して身を危険に晒すタワケ。
加えて足腰が弱くて止まる時の反動でヨロヨロする危なっかしいジジイババアは特に目障り。
しかしこのジジイみたいに大転倒までやらかすヤツは初めてだ。
ましてやこの僕にショルダータックルをかますとはなおさらだ。
どうせ暇人だろう。何を急いどるんじゃ!!
(°Д`)「あっぷ、おっぷ、ごめんなさおっぷ……」
誤ってるのは分かるが何言っているか分からないまま四つん這いになって電車を転がり降りていった。
その直後に同じタイミングで降りた関係無い親父がこのジジイの腕を摘まみ上げてどこかに片付けた所までは目撃したが、
電車が出発したのでその後は知らない。
やれやれ、とんでもない一日だったぜ。(´・ω・`)
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