親知らず

引っ越し作業で疲れが溜まったのか、引っ越し当日頃から左下の親知らずが痛むようになってしまった。
歯を抜くことになった。

最初に麻酔を撃って、


(・∀・)「はい、引っ張るよ～。痛かったら言ってね。んッ！！」

ミシッ……。


親知らずを抜くというのは、完全に力業だ。
ペンチのような器具で力任せに引っこ抜くだけだ。
歯か鉄かの違いだけで、やり方は機械を取り扱うのと同じようなもの。

頭蓋骨を通して、歯がミシミシ鳴る音がハッキリと聞こえる。


(・∀・)「随分頑丈な歯だね。ちょっと切ってみようか？麻酔も追加するよ」


僕の歯は単純な力業が通用しなかったらしく、歯茎の切開となった。
予定外なので麻酔を追加。


(・∀・)「もう一回抜くよ。んッ！！」

ミシミシッ……。


今度は複数本の抜歯器具を使って、表裏の両方から抜く作戦に出る。
しかしまだ抜けない。


(・∀・)「グラグラしてる。もう脱臼しているんだけどね。んッ！！」


歯にも脱臼なんて言葉があるんだな。


(´・ω・`)「んががががが～！！　がががが！！！！」
(・∀・)「麻酔が切れちゃったんだね。追加するね」


途中で麻酔が切れるという事態。
急ぎ麻酔を追加。
こんなに手間取るとは想定していなかったので麻酔が足りなくなったのだ。


(・∀・)「よし、もう一回行くよ。よいしょ！！」
(・∀・)「おかしいな、もう少しなんだけどね。よいしょ！」
(・∀・)「もう少しだよ。よいしょ！」
(・∀・)「少しだよ。よいしょ！」


何回『もう少し』と言っとるんや！！


(・∀・)「よし、抜けたよ。お疲れ様～」


そんなこんなで何とか抜けた。
どうやら歯の根っこが曲がっていたらしく、それが引っかかっていたらしい。


しかし、抜歯に手間取った為、顔がかなり腫れるとのこと。

辛い戦いだお。(´・ω・`)