• 2023年1月8日日曜日
ウズマスターの日々
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技術士口頭試験・経過報告(後編1)

 さて、踏んだり蹴ったりだけど、いよいよ試験本番だ。これで全てが決まる。(´・ω・`)


試験本番

再三言う様に、技術士口頭試験は問題が最初から分かっている。それをキチンと押さえておけるかという勝負である。


と聞いていたんだけど。


違うんだよな~。聞かれ方が違う。


(`・ω・´)「最初に、あなたのコミュニケーションとリーダーシップについて質問します。あなたのこれまでのプロジェクト経験の中で、多種多様で多数の関係者と、どのようにコミュニケーションを行ってきたか、答えて下さい」

(;´・ω・`)「えっ!?」


いや、ホントね~、ちょっと言葉回しが違うだけも混乱するんよ。(;´・ω・`)

僕が準備していたのは「ステークホルダーとの調整方策」だった。でも上の質問には「ステークホルダー」という言葉は無い上に、「多種多様で多数の関係者」という念押しがあるでしょ?


(;´・ω・`)「えっ!?」


「多種多様で多数の関係者


だから「一人とか二人」って意味ではないってことでしょ?
「多種多様で多数」という制限が付いてくるなんて想定外だったんよ!!


だが、僕は瞬時にそれまで備えて来た対策の中から回答をミックスして答えた。


(`・ω・´)「多種多様で多数。思い出すのは、下から2番目のプロジェクトです」


(試験官は僕の経歴書を手に持っているから、「下から2番目」で何の話をしているのかは分かるのよ)


(`・ω・´)「このプロジェクトは一次受け企業の元に三社の企業がぶら下がる体制でした。人数は最も多い時で100人くらい。私はその三社の中の一社のリーダーであると同時に、全体の技術責任者でもある、という立場でした。従って、私の立場でコミュニケーションの必要がある相手は大きく3つありました」


3つ


この数字は超重要


多=3


このブログを読んでいる凡人共よ、これは絶対に覚えておけ。
「多」とは「3」だ。

2は「多」ではない。4以上は話が長過ぎて時間内では終わらない。3つ語るのが最適解なのである。

「多と聞かれたら3を答える」

この指標は生涯役に立つであろう。資格試験の勉強はこういう地味な部分にこそ活きる。これが僕の技術士の勉強の中での最大の教訓だ。(`・ω・´)


(`・ω・´)「主な利害関係者は3つ。システム開発を発注しているクライアント企業、その一次受けを担当している企業マネージャー。そして、その一次受け企業にぶら下がる3社のうち、私が1社のリーダーだから、残りの2社のリーダーと円滑にコミュニケーションしていく。この3つを多種多様で多数のコミュニケーションとしてご説明します!!」


これ凄くない? 一秒でアレンジしてこれを返すんだよ?
僕のような天才でなければこんなことは出来ないよ、マジで!!
あり得ない!! あり得ない!! あり得ない!! あり得ない!!

ブチ殺したい!!

試験官は2人いたけど、あんなヒョロヒョロの眼鏡が100人いたって僕に勝てるはずが無い!!

若年者たる僕がノイローゼになりつつ、ゲロを吐きながら試験対策して望んでいるのに、熟達した老人の技術者が優位な立場から微妙な変化球を加えて質問してくる。


ふざけやがって!! ふざけやがって!! ふざけやがって!! ふざけやがって!!


会場にいる受験生全員と勝負しても僕の方が強かった!!
空手を習得して筋トレもしている僕をその辺のガリガリ眼鏡の中年老人と同じに扱うんじゃねえ!!

全員纏めてブチ殺したかったわ!!

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技術士口頭試験・経過報告(中編)

 前半からの続き。いよいよ口頭試験本番。ノイローゼから来る吐き気や体調不良に耐え、僕は試験会場に向かった。(´・ω・`)

受付

会場に行くと、事務員の姉ちゃんが案内してくれる。

これは何なんだろうね??? いや、最終試験の面接だから、相手は自分以上の超スキル技術士を想定して行くわけだけど、会場整理は姉ちゃんがやってるのよ。

まあ待合室の整理なんてその辺の姉ちゃんで十分なんだろうが。

受験生である僕の方は戦闘態勢で建物に入っちゃってたから、最初の相手が姉ちゃんだと困惑するのよ。
気がはやり過ぎてたおね。(;´・ω・`)

まあ、そういうもんなんだろうと思って待合室へ。

暗い待合室

案内された待合室に行くと、そこは空気の張り詰めた空間が……。(;´-ω-`)

いや、ここにいる人って、みんな論文試験を通過してきた人達でしょ?
ここにいるのは全員が超ハイスキル人材なわけよ。(;´-ω-`)

周囲はスーツを着込んだおじさんばっかり。

まあ僕もその一人として参入させて貰っているわけだが。僕の目には自分と同格には見えないわけよ。(;´-ω-`)

「あなたはどこの大企業の部長さんでしょうか?」
「あなたはどこかの大企業で高度な研究をなさっているんでしょうね」
「あなたは東京大学大学院を卒業された方でしょうか?」

こんな感じの人ばっかりなのよ。どいつもこいつもスーツ、白髪、眼鏡、40歳、50歳……。(;´-ω-`)


僕は15年間、ず~っと資格試験を受け続けてきたが、こんな重苦しい会場は初めてだ。(;´-ω-`)


ハッキリ言おう、コイツラは全員異常者である。
40歳や50歳にもなって、かつ高学歴で大企業所属でスキルも申し分なく高くてキャリアも華々しい。そんな人間が今更筆記試験の上に面談で他人から評価されるだぁ? 無礼者ッッッ!!

こんな芸当は健全な人間には出来ない。出来るのは強い負の感情を持つ者のみである。

例えば、「今は雇って貰えてるけど、そのうち首を切られる可能性があるから、企業に在籍しているうちに資格を取って老後のキャリアに備えよう」とか。

突き詰めると、信用出来るのは自分のスキルだけ。
そういう性格だからこそ、40歳50歳にもなってこんな苦行にも耐えられる。

若者が基本情報にチャレンジするのとはワケが違う。
自分の境遇に対する憎しみが無ければここまで来ることは出来ない。

会場の暗い雰囲気に接し、僕は「信用出来るのは自分の実力だけだ」という気持ちを更に強めた。


移動

さて、まもなく試験であるが、ちょっとここが特殊。


(・ω・)「試験5分前になったら試験室の前でお待ちください」


えっ!? ここが試験室の前ちゃうの?(;´・ω・`)


いや、何かね、待機が二段構えになっていてね。(;´・ω・`)


楽屋裏みたいにゾロゾロと受験生が集まっているのが待機室。試験会場は全然別の所にあるから、時間5分前になったら自分でその部屋の前に移動しろ、と。


勘弁してくれよ……。(;´・ω・`)


こっちはもう試験集中で吐き気がするくらいなのに、時計をガン見して5分前を待てって?

ゲロ吐きそう。
思い詰めてるんだって、本当に。
冗談抜きでそれが出来ないくらいメンタルおかしくなってるの。(;´・ω・`)


でもまあ、やるしか無いから時間通りに移動。


その次は「試験官から呼ばれたら中にお入りください」なんだけど、「どういう形で呼ばれるか?」が分かんない。


試験室の前に座って耳を澄ませていると「次の人……」という言葉が聞こえた。

だから僕は中に入ったんだけど、違ったんだよなぁ~。


正解は「試験官があなたの目の前まで迎えに来るのでそれまで待っていて下さい」だったのよ。


でも僕は「次の人」という単語が中から聞こえたから入っちゃったけど、それは試験室の中の雑談に過ぎなくて。

あの会場はスピーカーとかも無いから、自分を呼んでいるのか、ただ試験官の声が小さいだけなのか、判断できない部分があるんだよ。

ふざけやがって!!


だから



「え!? この人、何で呼んでないのに入って来ちゃったの???」みたいな変な雰囲気で試験スタート。


ふざけやがって!! ふざけやがって!! ふざけやがって!! ふざけやがって!!

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技術士口頭試験・経過報告(前編)

 さて、昨日のことになるが、技術士口頭試験に行ってきた。(´・ω・`)

場所は市ヶ谷だ。何故市ヶ谷なのかはよく分からない。別に技術士の支部等があるわけでもなく。適当に便利な所を借りているだけかもしれない。

前泊

市ヶ谷は僕の住む横浜から電車で1~2時間の距離であるが、僕はグランドヒル市ヶ谷というビジネスホテルに前泊した。
当日に電車遅延とかがあったら困る等の配慮によるものだが、最大の理由はノイローゼである。ノイローゼの余りに生活が成り立たなくなっちゃってたから、食事やら空調管理やらを全部ホテルに丸投げして精神状態の安定化を計った。
これは功を奏して、自宅だと吐き気がするような状態だったけど、ホテルに入ってしまえば気が楽になって最後の勉強も捗った。

よく作家とかが締切直前の追い込みの為にホテルに缶詰めにされると聞くが、それと似た状況だろう。確かに効果はあった。

このホテルは試験会場のすぐ傍にある、受験に最適な場所である。どうやら僕と同じような宿泊者が他にも多数いるらしい。
受験票を持ってウロウロしていたら「お隣さんに行くんですね」とホテルマンが話しかけて来た。
きっとこのホテルでは受験生が上客なのだろう。

勉強

ホテルに入り次第、僕は最後の勉強に入った。技術士の試験は、論文の方はガチンコ勝負な面が強い。無論、対策もあるんだけど、どれだけ勉強して対策していようが、いざ本番になったら何が何やら、「題意が良く分からない」というケースが多い。

何度やっても100%合格出来るという程の人材は、果たして日本に何人いるやら……。実力」と「運」の両方が揃わないと合格するのは無理だ、と言うのが現実だろう。それくらい難しい試験である。

比べて、口頭試験は対策勝負と言われている。どういう質問が出てくるかが知れ渡っていて、事前に用意した回答を答えるのが必勝法。合格率は80%以上、殆どが受かる試験で、殆ど通過儀礼みたいなものだろう。

しかし、落ちる時は落ちるのが厄介。合格して当然の試験だからこそ、ゲロを吐く程にストレスになる

筆記試験は実力勝負だから実力がある人なら合格するのかもしれない。しかし、口頭試験は対策勝負だから「対策とは何か?」という情報源を事前に入手していないと厳しい。

僕はそれをセミナーを受講することで得ている。聞く所によると、大企業には「技術士会」という枠組みが会社の中に存在していて、その中で先輩格の人間が指導してくれるのだそうな。


だが、僕の人生では、そんなもんに縁が無い。(´・ω・`)
僕はキャリア的で冷遇され続けて来たが、それは試験にまで影響するとはな。(´・ω・`)


ともかく、「勝つ為には大金でも積まねばならん!!」と決断した僕は、総額50万円くらい払ったセミナーの指導を元に、全方位的に対策して、それら全てをプリントアウトして持って行った。

最後の問題が、これが頭の中に入っているか、だ。

時間を費やして文章で回答して良いなら100%合格出来る。だが、面接で回答するには暗記が必要だ。


技術士試験の最後の関門は「暗記」である。


この時点になるといよいよ僕の精神は限界。

プリントアウトした紙の内容を覚えるだけなのだが、じっとしてらんないから紙を持ってホテルを出て周辺をウロウロウロウロ……。

「紙を持ってブツブツ言いながら徘徊している変な人」がそこにいるわけだが、何時間だ?

試験当日の午前中、3時間くらい、ホテルの周辺をプリントアウトした紙を持って暗唱しながらウロウロウロウロ……。


我ながら「自分って本当に異常な人間だよなぁ」と思ってたけど、合格する方が大事だから構わず強行し、そして本番を迎えた。


そして本番。


結論を言うと、最後に暗記した部分が質問されなかったんだが。


ふざけやがってッ!!!!!!!!!!!!!!


後半に続く

  • 2023年1月7日土曜日
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技術士口頭試験

 遂に本日は技術士口頭試験。長い道のりだった。これに合格すれば技術士になれる。(´・ω・`)

いや、もうここ数日は朝に体を起こせない程のノイローゼで本当にしんどかった。我ながら頭おかしい。普通はこんなことにならない。

どうしてそこまで思い詰めるのか? 自己分析的に、それは僕は不遇時代が長かった為だと思う。

僕は新卒でIT業界に入って以来、ずっと不遇だった。勉強熱心で、普通の人の10倍は勉強熱心だったにも関わらず、評価はずっと低かった。どれだけスキルを高めても評価は低いままだった。年収は400~450万くらい。

でもシステムアーキテクト、プロジェクトマネージャを取得した30代後半くらいで急激に挽回し、40歳の現時点で年収は1000万を超えた。


どれだけ勉強熱心で、スキルを高め、仕事を頑張っても、評価は低かった。
しかし、資格を取って経歴書を豪華にしてから転職すれば、スキルは同じでもコロッと年収は2倍以上になった。


これが僕の人生だ。

無論、僕は本当にスキルが高い、真の天才だ。
しかし、世の中の凡人共は、紙切れが豪華でなければ何一つとして理解しない、差別主義者の集団である。

従って、僕は最後の仕上げとして、技術士の資格が欲しい。
僕のスキルは若い頃から完璧だったが、肩書きが足りなかった。


スキルに比べて社会的な地位が低いという不条理が、これで全て正される。


そういう感覚があるから、普通の人よりも技術士試験に懸ける気持ちが100倍強い。
だから鬱にもなる。

合格であって欲しい。

結果は3月10日。幸報を待ちたい。(´・ω・`)

  • 2023年1月5日木曜日
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準備完了

 体調悪過ぎて身体を起こすのもしんどいレベルなんだけど、試験勉強に向けての資料整理(2周目)を完了した。(´・ω・`)

2周3周と見直ししていくのが大事なのだが、体調的にこれ以上は無理だ。
明日はこの資料の暗記を行い、明後日の試験本番に臨む。会社は休む。

すっかり気が滅入っちゃってるから、明日はさっさと家を出てホテルに泊まるわ。自宅ではなくホテルなら少しは気分も楽になるだろう。

しんどいなぁ。本当にしんどい。(´・ω・`)

  • 2023年1月4日水曜日
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デタラメ対応

 あれ~。(´・ω・`)

何か、「エンドユーザがオペミスしちゃったからDBを手直しして辻褄合わせろ」っていう作業依頼が来て揉めてるんだけど。

DB覗いてみたら聞いている話と全然状況が違うぞ???


これ、誰かが勘違いでデタラメで言った事をそのまま情報連携しとるやろ。(´・ω・`)


で、その情報が真実だと思い込んで「いや、DBの手作業修正はリスクが」とか何とか揉めてるんだけど、実際は元々の話からしてデタラメやんけ。偉い人が大勢で無駄な議論しとる。(´・ω・`)


ログとDB以外は一切信用しない。


やっぱりこれがエンジニアの鉄則やな。

Fuck You。(´・ω・`)

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あけおめぽ

 あけおめぽ。本年も宜しくお願いします。(´・ω・`)

しかし今回の年末年始は全然ゆっくり出来なくて、1月4日の仕事始めである本日時点で凄く疲れているというか、体調不良。参っちゃった。

とにかく1月7日が技術士口頭試験だからそこまでは根性で頑張って、そこから先は休もうと思う。

本当に体調悪い。(´・ω・`)