このプロジェクトは管理が緩くって、要は最終的に問題が起きなければ良いってだけなのよね。(´・ω・`)
しかし、本格的なプロジェクトには進捗管理というものがあり、進捗管理の中にはマイルストーン判定というものがある。
例えば、設計完了とはどういう条件を満たす事を意味するのか?
条件とは、例えば、設計書を一通り書いて、レビューを受け、レビュアーがOKを出す。レビュアーがOKした事を以て完了とする、とか。
小さなプロジェクトだとこんなもんだけど、大きいプロジェクトだとレビュー時間とか指摘件数とかの査定があって、査定チームからOKが出た事を以て完了する、とか。
まあ、定義は色々あるのよ。
では、このプロジェクトの場合は何か?
- 設計完了は、設計担当者が完了と思ったら完了とする。
なのよ。アカンって。
( ゚Д゚)「設計進捗100%です!!」
(´・ω・`)「どこが100%や」
アカンって。
僕の観点から見て、この設計書は完成したと言えない。スカスカ過ぎる。
試験項目を作る時に「あれ? このバッチってこういう時どんな挙動すれば良いんだっけ?」みたいに分かんなくなっちゃって手が止まるのが目に見えている。
後工程で作業が停滞して立ち戻りが必要になる設計書は、完成したものとはいえないだろう。
それもちょっとなら良いよ? 別に100点満点の設計書を作れと言ってるのではなく、80点くらいなら吸収出来よう。60点が最低ラインだ。
でも、この設計書は40点だ。最低ラインに届いてない。
開発が完了したモジュールでもバグが残っている事はある。しかし、起動すらしないものを完成したとは言うのは無理あるでしょ?
そういうこと。最低水準を満たしていないものは完成と言えないんだよ。
この40点のシロモノを60点に引き上げるには、一週間は必要だろう。
つまり、このプロジェクトは実質的には一週間遅延してる。設計担当者が完了したと言えば設計フェーズ完了になるのだろうが、実質的には完了してない。
今は遅延を報告するべき時なんやって。定義が無いから何とでも言えるけど、実質的に遅れてる。オンスケを言い張ったらアカンって。
アカンって。(´・ω・`)
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