• 2020年7月28日火曜日
ウズマスターの日々
ウズマスターの日々 https://blog.uzumax.org/2020/07/blog-post_28.html

計画性

今の現場では「若者に計画性を身に付けさせる」が課題になってるんだけど、これがなかなか難しい。
どう難しいって言うと、やっぱりそもそもイメージが湧いていない感があるのよね。(´・ω・`)

例えば、昨日の朝の時点で、作業タスクが33個もあった。
これはこのプロジェクトの中では前代未聞。
と言うのも、僕のスタイルは常に電撃戦で、タスクを積まない所が極意であるから、朝の時点で積まれているタスクは多くても1~2個だ。

しかし、昨日は33個。これだけ数が積まれてしまうと、いつものノリでは作業できないわけだが、そのイメージが湧いていない。


  • 全1コのタスク ⇒ さっさと済ませるに限る
  • 全33コのタスク ⇒ 計画が必要


この違いがピンと来ていないようなんだよな。(´・ω・`)

「計画」とは何かと言うと、


  • 「重いもの/軽いもの」があって、どっちを先に消化していく方が合理的か?
  • 「試験継続不能に陥るバグ/後回しでも大丈夫なバグ」があって、どっちを先に消化していくべきか?
  • とりわけ、緊急対応しなきゃいけないようなヤバいものは含まれていないか?
  • タイムリミットはいつくらいか?
  • タスクの意味が分からんものがあって、とりあえず分かるものを先行して消化するべきか、先に問い合わせするべきか?
  • 33コを若い衆と僕の2人でどのような棲み分けで分担するのが合理的か?
  • 終わったタスクと終わっていないタスクを見分ける目印は何か?


とか、こういうの。
こういうのを最初に分析してからスタートしないと、作業者間で競合が発生してしまったり、試験チームを待たせてしまったり、どのタスクが終わってるのか未着手なのか分かんなくなっちゃったり、と色々な問題が発生する。

だから、タスクが33コもあるような状態では、血気盛んにいきなり着手するのではなく、「計画」が必要である。
いつものように電撃戦スタイルは使えない状況なのである、と。


こういう解説をしていくと、「なるほど~」という返答は返ってくるんだが、言葉の意味は分かってもイメージは湧いてねえなw


この辺りはやっぱり経験なのかな?
実際にグチャった現場をその目で見ていないから、如何に筋道立てて解説しようと、どうしてもイメージに限界があるのかも。

かと言って、練習の為にプロジェクトを壊すわけにもイカンし。

やっぱり炎上現場に放り込んで、生き残ってきたヤツだけが経験を身に付け、途中で死んだヤツは埋葬するしか無い、というのは否定できない現実なのかもしれんのう。(´・ω・`)

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