• 2019年8月16日金曜日
ウズマスターの日々
ウズマスターの日々 https://blog.uzumax.org/2019/08/blog-post_86.html

孫氏の兵法2:見積もりの重要性

作業も落ち着いてまた孫氏の兵法を読み始めた。
中々厳しいことが書いてあるな。


見積もりの重要性を説いているようだ。(;´・ω・`)

追加禁止

これは厳しいなぁ。(´・ω・`)

孫氏の兵法的には軍資金の話だけど、システム開発的に言えば、


  • コスト
  • 納期


この2つを指しているな。

例えば、当初の計画ではプロジェクトの予算は5000万だったけど、やってみたら足らなかったから2500万円追加とかしてはアカンということだ。

また、当初の計画では6ヵ月で完了する計画だったけど、やってみたら足らなかったから納期を3ヵ月延長とかしてはアカンということだ。

最初にビシッと計画を立てて、それで決着させる。
それが鉄則だと書いてある。

計画の正確性、見積もりの正確性を説いているな。


(´・ω・`)「終わらなかったのでもうちょっと待ってください」


なんてのは許されんという話だ。


何故ダメなのか?


それは信用問題だからだそうだ。


銀行から5000万円借りれば完結するはずだったプロジェクトが完結しないで追加で2500万円必要になったら、必ず銀行からの信用が下がる

5人日で製造完了するはずだった機能が5人日で終わらなかったら、そのプログラマーの腕前に対する信用が下がる


予定したコスト、予定した納期で完成しないというのは決定的な信用低下だから、そこを起点に何もかもがダメになってしまうんだ、と。


いやぁ、難しいな、これは。(;´・ω・`)


話の意味は分かるけど、実際のところ、見積もりが正しいかどうかなんて分からんし。


IT業界最大の悩みの種だろう。(´・ω・`)

思うに、この課題に対して真剣に取り組めるかどうかが、エンジニアの真価ではなかろうか?


(`・ω・´)「やるしか無い!!」


みたいに、一見して決意のように見えて、実際には悩むのを放棄してスタートしちゃって、後は身体を動かして何とかしようというのは、実際は悩む事に耐えられなかった軟弱者である。


(・ω・)「バッファを多めに積んでおけば大丈夫だろう」


みたいに、多少は警戒しているんだけど、最後はどんぶり勘定に倒してしまうのも、結局は悩む事に耐えられなかった軟弱者である。
僕はこのタイプだな。(;´^ω^`)


(´・ω・`)「やってみなけれ分かりませんねぇ」


これは逃亡だからな。
三十六計逃げるに如かずの言葉があるように、守れない約束をするよりは知らんと宣言した方がマシってのも一つの知見ではあるが、余り褒められたものではない。


やっぱり真のエンジニアたる者は、答えの無い課題に対して立ち向かう精神が必要不可欠。


見積もりなんてのは結局最後はどんぶり勘定に倒すしか無いんだけど、その精度を0.1%でも高められるように血の滲む計算をやれるかどうか。


結局最後は精神の勝負である。


繰り返しになるが、その「精神」とは、


(`・ω・´)「やるしか無い!!」


みたいに、ただ強気なだけで何も考えていないという話ではなく

どれだけ考えた所で答えに辿り付かない問いに対し、どれだけ食い下がって考え続けられるかどうかという忍耐力

これが真実のエンジニア精神であろう。


いやぁ、厳しいなぁ。(´・ω・`)


でも、今の僕みたいにフリーランスのSESでぶら下がっていればこの手の課題からは逃げられるんだけど、このウズマスター様がそんな根性では世の中に示しがつかんし、頑張らねばいかんか。(´・ω・`)


と言うより、世の民は一定の作業をすれば一定の成果を確実に上げられる職種を好む。プログラマーがその一つであり、今の僕もまたそうだ。
その壁を乗り越えて、「見積もりの精度」とか「リスクマネージメント」とか、意味分かんない分野に切り込んでいく。
それこそが真実の価値であり、またプログラマーが生き残る生存戦略ではなかろうか?

僕みたいなプログラマーは、20歳や30歳では余裕なんだけど、50歳60歳になるとヤバくなる見通しがある。
それに対する解決策が「長年培った技術力と知見を活かし、見積もりとかリスクマネージメントとか意味分かんない分野に切り込む」だと思っている。

まずシンプルに技術領域を鉄壁として土台を固める。
それを大前提とした上で、背景に技術力があるからこそ可能なマネージメント。

いわゆる大企業的なマネージメント専門マネージャーではなく、背景に技術力があるからこそ可能な分析能力を特徴としたマネージメント。

これが僕が50歳や60歳になった時のビジョンだ。

どや。しっかりしとるやろ。(`・ω・´)



しかし、こうして本を読んでいると、自分のビジネスに対する哲学が言語化されてくるな。

いずれ僕も何か書籍を出版したいものじゃ。(´・ω・`)

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