契約は3ヵ月単位だから、次の契約は10月~だな。
- 4~6月:初回契約
- 7~9月:+15万円で更新
- 10~12月:+25万円で更新
ただ、この上昇幅は、プロジェクトが繁忙期に入ることが勘定に入っている。
プロジェクトが暇になったら下がる。
年間を通じたものではないから実際にはそれほどお金持ちではないのだが、
それでも瞬間最大風速という意味では年収1200万超相当だ。
なかなかのもんやろ。(´・ω・`)
ちょっとカラクリを考察してみよう。
カラクリ
僕は今でこそフリーランスの身分であるが、元々は長年サラリーマンであったため、物事の考え方も未だサラリーマン基準である。そんな僕のイメージとして、SES契約というのは、基本こうだ。
- 最初に単金が決まったら、以後動かない。
前職でも「単金を上げる為の取組」という目標設定項目があったけど、実際に上がったって話は聞いた覚えが無い。
あっても1万円UPとかそんなもんである。
だが、同じ人間がフリーランスになると、振れ幅は上記のとおり。
このことから、同じSES契約でも、企業間契約と対フリーランス契約では実情が異なるものだ、というのが分かってきた。
では、何が違うのだろうか?
僕が思うに、それは……。
バックレ対策
バックレを恐れられているのではないか?企業間契約の場合、
- 上位会社 → 弊社 → 僕
というフローで金が回ってくるけど、上位会社が単金をUPしても僕の給料に直結しないことは分かっている。
だから単金UPがエンジニアを引き留める力にならない。
もちろん、単金が上がれば弊社への実入りは変わってくるわけだから、弊社が弊社として上位会社と強かな交渉をすることが出来れば、あるいは事情は違ったのかも。
でも僕の経験上、そんなハードな戦いが繰り広げられた話なんて聞いたことが無い。
営業担当者の苦労は知らんが、諸々の事情があるんだろうと思っている。
対して、フリーランスとなった僕の場合はどうか?
- 上位会社 → 僕
というフローになるから、単金=僕の収入となる。だから金で釣れるんだな。
そしてもう一つの理由が、バックレ。
会社が低単価に嫌気が差してバックレるなんて話はなかなか無いが、フリーランスはバックレカードをいつもチラつかせているから、それが交渉としてい機能している。
だから、スキルや繁忙状況が単金と連動する。
僕の分析はそんなところだ。
エンジニアの対策
ここから考えるに、同じ人間なのに単金が人件費が激烈に変わってきてしまうのは、「フリーランスであるか、サラリーマンであるか?」ではなく「交渉が機能しているかどうか?」という点が確信ではないかと思う。振り返って考えると、確かにそうだ。
僕がどのようなスキルを有しているか? 僕が現場でどのように評価されているか?
そんなことを自社の営業がキャッチアップ出来るはずが無い。
交渉が機能しないのは、営業がエンジニアの価値を正確に把握していないから。
確かに無理があると思う。
営業視点で考えると、商品となるエンジニアは技術領域への理解が難しい上に人数も多くて意味分かんないから。
(`・ω・´)「コイツの市場価値は100万円だ」
(`・ω・´)「コイツの市場価値は70万円だが、あの会社は金持ちだから75は取れるかも」(`・ω・´)「コイツは40万が限度だな。赤字にしないことを優先しよう」
⇒(`・ω・´)「一年間で随分成長したな。今なら60万円でも通せるはず!!」
なんて無理無理無理無理。営業はエンジニア一人一人をそんなに細かくチェック出来ない。
従って単金交渉など到底出来ない。
ではどうすれば良いか?
僕の持論としては「エンジニアが自分で単金交渉を行う」だ。
じゃあ営業の仕事は何か?
それは例えば、案件が見つからないエンジニア向けにいくつか案件を見繕ったり、締結しようとしている契約が法的に問題が無いかチェックしたり、銀行にちゃんとお金が振り込まれているかチェックしたり。
そういう役割。
- サラリーマンエンジニア ⇒ 社内フリーランス化
- サラリーマン営業 ⇒ 社内エージェント化
これだ!!
僕の言う「技術者は技術者である以前にビジネスマンであり、技術力以外にも営業と経営にも知見が必要」とは、こういう意味だ。
だんだん僕も経営者っぽくなってきたな。(`・ω・´)
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