カネカの炎上騒動で考える、炎上時の弁護士的対応が燃料投下になる理由
カガクでネガイをカナエル会社というテレビCMでお馴染みの化学メーカーのカネカが、育休明けの社員に対する対応問題で激しく批判されているようです。
でもこの文中の「転勤」って何なんだろうね?(´・ω・`)
転勤とは?
ネットで時々見かけるのは、「転勤制度がある会社だと承知して入社しているのだから、転勤には応じるべきではないか?」っていう考え方。この考え方が正しいか? 間違っているか?
そうじゃねえよ。
物事には匙加減ってものがあるじゃねえかよ。
転勤命令が出たら親の葬式の当日でも転勤するんか?
つまるところ、
- 片や、会社は社員は転勤命令には無条件で応じるべきという考えている。
- 片や、社員は転勤には応じるけど、期日を調整するくらいはOKと思ってた。
この「転勤」ってのは一体何だったのか?
傍から見ても意味分かんないし、恐らくはカネカの中でもケースバイケースなのだろう。
- 我が社にはこういう制度がある。
- でも「制度の使い方」ってのは諸々を鑑みて現場で調整してくれ。
これが「制度」なのよ。
ケースバイケースってのはどんな所にでも存在する。
でも、このカネカの発表の論調の中にはこの考え方が欠如していて、
- 転勤だ。
- 育休だ。
ってだけ。
「転勤制度とは何か?」「育休制度とは何か?」がよく分かんないし、恐らくはカネカの中の人も意味分かんなくて、社員それぞれが個別で勝手に自分の都合の良いように解釈し、いざトラブったら水掛け論に倒す!!
これがカネカのマネージメント、カネカのやり口なわけよ。
水掛け論に落とし込んで、権力の強さで競り勝とうとするのは、大企業や上司の常套戦術。
実にどこにでも頻繁に見かける光景なんだけど、これは必ずトラブる。
- クレーム
- 無断行動
- 休みたい→暗黙の空気を察するべき
- 報連相が出来てない→自分の裁量だと思ってた
- 報告した→返事が無い
- 急ぎだった→何で待たないんだ?
- 喧嘩
- キレて退職
こんな意味分かんない状態になっちゃってる会社なんていくらでもあるわけで、カネカもその一つだってだけだ。
こう考えると、このトラブルの責任の所在がどこにあるのか?
管理職に決まってんじゃねえか。
認識に齟齬が生じていることを察知し、必要に応じて穴埋めを行うのが管理職の仕事でしょ?
ところが、
- 認識に齟齬が生じていることを察知出来ない。
- もしくは、薄々は察知していても行動を起こさず、知らんぷり。
- 知らんぷりだから、言質は与えていない。そこはシッカリしている。
- 何か起きたら水掛け論で勝つ!!
これをやる管理職が世の中には沢山いるんだ。
カネカはこれをやらかして、しかもそれを恥ずかし気も無く公開するとは!!
隠さなければいけない落ち度が文中に含まれちゃっているのに気づかず公開するってことは、余程大企業気質、上司気質が行き過ぎて感覚が麻痺しているんだろう。
ヤベーなこれ。
夜間バッチ禁止
言いたいこととしては、とにかく「転勤制度がある会社なら転勤を命令してOK」っていう夜間バッチみたいな脳みそしとったらアカンぞ。静的なSQLではキャッチアップ出来ない隠れ条件を汲み上げて、個別に対応する。
これが人間様の脳みそってもんよ。
僕も夜間バッチ脳にならないよう、気を付けねばイカンな。(´・ω・`)
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