さて、世界樹の迷宮のプレイで忙しい僕ではあるが、この夏期休暇にはもう一つ、やることがある。
それは夏休みの工作だ。
Wiki作り
僕は今、wikiを作ってるの。
しかもwikiのページじゃなくて、wikiのソースな。
と言うのも、wiki界というのは日本では習慣的にPukiwikiが人気高い。
PukiwikiはPHPで書かれたオープンソースのWiki。
僕の好きなモンハン大辞典は業者がPukiwikiを改造して提供しているものだし、ゲーム攻略のWikiで有名な@WikiもPukiwikiの影響を受けていると言われている。
つまり、日本のWiki界は殆どがPukiwikiから繁殖した勢力なんだ。
しかし、だ。繁殖したWikiは精力的に運営しているものの、Pukiwiki本体が余り変わらねえ。
Pukiwiki:更新停止中
どういう状況なのか分からないが、Pukiwikiは2006年頃に中核的な機能が開発されて依頼、余り熱心に更新されていないようだ。
PHP7対応とかはやっているみたいだが、抜本的な改修は行われていない。
だから業者が独自改修する余地があるとも言えるわけだが……。
僕はここがチャンスだと思ってるの。
機能豊富な業者Wikiが幅を利かせているけど、Pukiwiki本体は捨て置かれている。
そこで、複数の業者のWikiの機能を参考にしてパクった上で、Pukiwikiと似たような仕様の新しいWikiを僕が作ってやろうじゃねえか。
AWS Lambda 対応
目玉機能として考えているのが、AWS Lambda対応。
Wikiって恐らく、アクセスの増減が激しいサービスだと思うよ。
僕自身が運営しているわけではないから証拠は無いけど、普通に考えてそうでしょ?
ゲームの発売日直後にアクセスが激増して、攻略が終わったら減るに決まってる。
また、昼間はみんな見るけど、夜は寝てるからアクセス少ないよね?
こういうアクセス増減が激しいサービスには、強烈なスケールアウト能力を持つLambdaが最強なんだ。
スケールアウトとは
IT関連ではない人に向けて簡単に説明しよう。
スケールアウトってのは、早い話がアクセスが増えた時にサーバの台数を増やすことだ。
Web業界だとアクセス殺到でサイトが落ちることがあるでしょ?
あれはWebサイトを動かすサーバの性能が固定だから、その処理能力以上のアクセスが来ると落ちるという原理なの。
だからWebサイト側はアクセス殺到に備えて常に少し高性能なサーバを用意しておく必要がある。
対して、AWS Lambda という基板は、アクセスが来たらサーバを増やし、アクセスが減ったらサーバを減らすという動的スケールアウトを可能にする。
アクセスが無い時は寝ているから、ゲームの発売から時間が過ぎて誰も来なくなったようなwikiはタダ同然で運営出来るし、逆に発売直後のアクセス殺到にはスケールアウトによりビクともしない。
広告アフィリエイトで稼働するWikiと、動的スケールアウトのLambdaは相性最強の組み合わせなのよ。
しかし、せっかくのLambdaなのにPukiwikiは対応していない。
Pukiwiki系列非対応
根本的な問題として、LambdaはPHPが使えない。
だからPukiwikiとその繁殖品ではLambdaは使用不可能だ。
Lambdaで動かす為の別言語で再構築しなければならん。
これを分かっている人は世の中に多くいると思うんだけど、多分それは自分の会社の製品の一部として存在しているんだと思う。
Pukiwikiみたいにオープンソース状態でばらまいているヤツはこの世に存在しない。
そこでこの僕がやってやるぜ。
UzuWiki
僕が作るのは、Pythonで実装するLambda挙動のオープンソース「UzuWiki」だ。
ハッキリ言って仕様は全部パクリ。
ただし、AWS Lambda で挙動するが故に、負荷耐性とコストパフォーマンスで他の繁殖Pukiwikiに勝る。
これが僕の繰り出すクラウドイノベーションよ。
まあ、僕はWikiの開発は出来ても運営は難しいからな。
オープンソースでばら撒いて、どこかの誰かが自発的に使ってくれるのを期待する。
役に立つようであれば寄付金を募って、生活の足しさせて貰えるとありがたい。
頑張るお。(´・ω・`)
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