最近、フィボナッチ数という良い概念を学んだ。
簡単に言えば「黄金比」の話で、自然界には以下の比例式が成立しているケースが多いという話だ。
・1
・2
・3
・5
・8
・13
カタツムリの貝殻の螺旋が一定パターンを描いているというアレだな。
そして、この黄金比はITの作業見積もりや、組織の人員にも適応出来るという概念があるらしい。
請負案件の見積もりの場合、以下の比例で開発工数の重さを定義する。
・1人日:超簡単な機能
・2人日:ちょっと簡単な機能
・3人日:標準的な機能
・5人日:ちょいムズな機能
・8人日:かなり大変な機能
・13人日:激烈に大変な機能
基本的に「1画面3日で作る」のがIT開発の標準だ。
ここで説明すると、上記の数字に「4」は無いだろ。
見積もりの段階で「4」は定義しないのよ。
「4日で作れると思うなら5日見積もっておけ。それが結果的には正しい」
という法則があるってのが、このフィボナッチ数という意味だからな。
そして、この法則はそのまま人員の能力にも適応出来る。
・1生産:バカタレ
・2生産:B級社員
・3生産:普通社員
・5生産:ベテラン
・8生産:エース
・13生産:カリスマ
「3生産:普通社員」が標準だから、それぞれの数字を3で割る。すると、以下の解釈に達する。
・どんなバカでも1/3=0.3人分は働いて貰わねば困る。
・どんな天才でも13/3=4人分が限度である。
この範囲を逸脱する野郎はイレギュラーな存在だ。
つまり、
・その会社における普通社員の1/3にも達しないバカタレはやっていけないから速攻でクビにするべき。
・その会社における普通社員の4倍以上の働きをするヤツは特別な地位に就けなければ割が合わん。
こういうわけだな。
翻って、今の僕の参加しているプロジェクトで考えてみると、
・僕:2.8生産 ⇒ 8.4人力(エース級)
・協力会社さん:0.2生産 ⇒ 0.6人力(脱落)
う~ん。
協力会社さんの生産性は最低基準の1に届いてないか……。
つまり、プロジェクト管理のセオリーから逸脱した低生産性メンバーという計算になってしまう。
しかし、比例計算で考えると、「2.8:0.2=14:1」か。
13:1が限度で、現実は14:1というわけだが、これくらいなら誤差の範囲で何とかなるか……。
もうちょっと頑張ろう……。
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