帰り道で宝くじを買ってきた。
10枚3000円。
僕は基本的にギャンブルは嫌いなのだが、宝くじだけは好きだ。
宝くじの特徴は「買うだけ」というところだろう。
パチンコは台を見極めて打たなければいけないし、競馬は綿密な調査に基づいて予想しなければいけないし、麻雀は人間と人間の戦いだ。
大抵のギャンブルには、何かしら当人の実力が介入するもの。
宝くじにはそれが無い。
買ったら大みそかまで待ってるだけ。
で、家でゴロゴロしながらNHKの生中継を見るなら頑張る方で、結局、終わった後になって新聞やネットで確認するのが普通。
下手すりゃ当たってるのに忘れて放置するパターンも・・・。
このダラダラ感が最高に良い。
買うだけのギャンブルなら、ロト6やTOTOなど、他にもいくつかある。
しかし、ああいうのは、繰越金で1等賞金が増えるとか、サッカーの点数がどうこうとか、何かしらの「スパイス」が加わっている。
宝くじにはそれが無い。
何の創意工夫も無い。大昔から何も変わっていない。
この宝くじのやる気の無さが、非常に僕に似合っている。
だから僕は宝くじが好きだ。はやく大みそかにならないかなぁ・・・。