僕ってこういうの好き。(´^ω^`)
ちなみに僕はシステム開発は兵法だと思っている。
プロジェクトや会社運営にも役立ちそうだし、頑張って読んでみるか。(`・ω・´)
七計
読んでいる本の最初の最初に「七計」という言葉が出てくる。現状分析だな。
7つの観点から自己分析を行えというものだ。
1.統治が道理にかなっているか?
「道理」ってのは、人心を掴んでいるかどうか、という意味だ。社員やメンバーが反感を持っててモチベーションが下がっているような状況はアカンということだ。
2.将軍(実行役)に能力があるか?
大将や副将に手腕があるかどうか?リーダー格の人間が非力、軟弱、頑固、幼稚、捻くれ者、タワケだとどうしようも無い。
3.環境、条件が有利かどうか?
例えば「パソコンがボロい」とか、「無用な別の作業に時間を取られている」とか、「チャットを使いたいのに使えない」とか、そういうことだな。4.ルールや命令がしっかり守られているか?
Aさんは設計書をこういう風に書いているのに、同じ内容をBさんは違う作法で書いちゃっているとか。Redmineのチケットがベロベロと発行しっ放しになっていて、傍から見てどのチケットが生きていてどのチケットがゴミか分からん、とか。
そういうグダグダが無いか。
5.チームが強いかどうか?
意味分からんかったから調べたところ、要するに「兵数」って意味みたいだな。10人必要なプロジェクトなのに5人しかおらんかったら無理でしょって話。
「兵数=金」だから、プロジェクトに予算があるかどうかって解釈しても良さそうだ。
6.兵がよく訓練されているかどうか?
「5.チームが強いかどうか?」は人数の話をしており、
こちら「6.兵がよく訓練されているかどうか?」は一人一人のスキルの話である。
新人とか2年目みたいなタワケばっかりで開発は無理ってもんよ。
7.賞罰が明快な基準で実施されているか?
ちゃんと真面目に働いているメンバーが貧乏くじを引かされてばっかり。面倒事がありそうな時にスーッとフェードアウトしたり、知らんぷり決め込んでゴネ得を得ているような人はいないか。
総合
孫氏の兵法では、上記全部の総合で判断するのが重要、ということらしい。例えば、
- 金を積んで要員を増強しても、その一人一人のスキルが低ければ意味が無い。(低スキル人材大量投入デスマ)
- せっかくGitとかRedmineとか開発ツールを導入しているのに、その運用ルールを定めることが疎かでは意味が無い。
- 制度としてはちゃんとルールや規則が定められているはずなんだけど、現場の人間がそれを全然守っていないのでは意味が無い。
とかとか。
1~7の全部をバランス良く上げていくことが重要。
ところが、1~7のバランスってのは結構難しくて、実際にはリーダー格の人間の性格で偏る事が多い。
1~7のうち、「7.賞罰」の所ばかり気にしてビシビシと厳しくルールを敷くんだけど、「3.環境」の方はまるで無関心。
どれだけ真面目にやったところで、パソコンがボロ過ぎて動かないから生産性は著しく低い。
みたいなデスマ系ブラック現場。
とか。
逆に新しいもの好きで、新しいツール、新しいフレームワークを好んで導入して「3.環境」は比較的恵まれているんだけど、それで満足しちゃって終わり。
その技術の本当の使いどころや価値の追求、不慣れな要員に使い方をレクチャーしたりと言った「6.練度」にはまるで無関心。
意識高い系低スキルの軟弱エンジニア。
とかとか。
いくら崩壊するゴミ会社、崩壊するゴミプロジェクトでも、上記1~7の全てがダメという芸術的ゴミってことはまず無い。
むしろ一部は良いけど一部はダメ。
1~7のバランスが崩れているケースが多い。
そう考えると、確かに当て嵌まる現場は多いのではないだろうか?
- 自分の好きな仕事、やり易い仕事だけをやって「真面目に働いている」という体とし、面倒で考えたくも無い嫌な厄介事は知らんぷり。
- 結果、バランスが崩れて崩壊した。
う~ん、なるほど。
確かに思い当たる過去があるなぁ。
やっぱり人生を進めていく為には、自分の勘と経験、主観だけでやるのではなく、こうして定評のある学問を身に着け、それと自分自身を照らし合わせて、優れている部分はどこか、足りない部分はどこか、を客観的に見極める必要があるということか。
学問と経験の両方を立てることで、エンジニアは完成する。
引き続き読み進めてみるか。(´・ω・`)
0 件のコメント:
コメントを投稿