• 2019年4月23日火曜日
ウズマスターの日々
ウズマスターの日々 https://blog.uzumax.org/2019/04/blog-post_71.html

管理者の悲哀

新しい現場に来て一ヵ月が経ち、段々とこの現場の空気が分かってきた。

この現場は、


  • プロパー:管理者
  • 協力会社:作業者


という体制なんだけど、この「管理者」ってのはなかなか厳しいポジションだな。(´・ω・`)

何を管理しているのか?

問題の本質はコレ。
何を管理しているのか分からない。
仕事の棲み分けが不明瞭。

例えばさ、

(*'▽')「この部分は我々プロパーの管轄です」
(*'▽')「協力会社の皆さんはこの部分をお願いします」
みたいになってないし、出来ない。

何故かって言うと、管理者は管理者でも技術畑ではない管理者だから、作業の全容を理解出来ない。
だから、この現場には、僕とか管理しなくても動けるメンバーが必要になる。

結果、

(´・ω・`)「は~い。じゃあ、今回の仕事のやることの叩き台は僕が作りますね」
(´・ω・`)「出来ましたので、プロパーの皆さん、集まってください」
(´・ω・`)「意識合わせ完了。プロパーの皆さんの意見はフィードバックしておきます」
(´・ω・`)「これで完成ですね。承認お願いします」

って感じに、全体のリーダーシップは協力会社が取ることになる。

管理者の仕事の実質的にハンコを押すことだけも同然。
ただプロパーであり、ただ部長もしくはただ課長主任であるというだけで、リーダーシップは皆無である。

いや、実際には色々考えてるんだよ?
でもそれは「自分の分かる範囲だけ分かる」ってだけなんだ。

ここのニュアンスが大事。


「全体像を把握し、大事な所を抑えている」のではなく「分かる部分だけ分かる」


( ;´Д`)「(難しい部分は分からなかったけど、部分的には)分かりました」


という感じで進行する。


本来はこうじゃないんだって。
別に技術者ではなくても管理をやるのは可能だから。

管理するべきことを管理し、任せるべきを任せるってことは可能。
ただ、やっぱり多くの管理者は管理のプロではないってのが現状で、「管理するべきこととは何か?」の定義が本人の中に無く、何となく承認を与えているだけである。

こうなっちゃうと、もはや技術者でもなければ、管理者でもない。では何なのか?


(´・ω・`)「貴方の仕事は、プロパー、もしくは部長課長という立場からハンコを押し、社内のもっと偉い人の橋渡しをすることですよ」
(´・ω・`)「社内連携おじさんですよ」


なんてハッキリ言うわけではないけど、誰がどう見ても明らかにバレバレだし、何より本人に自覚があって悩んでいる


上からも下からも、本人自身からも、常に「この人、何の為にこの会社に存在してんの?」っていう疑義に常に晒されているから、ストレスも相当だろう。



最近、NECが45歳以上リストラとかやっているけど、やっぱり内心では常にリストラの可能性に怯えているんじゃないだろうか?

いやぁ、ありがちと言えばありがちなんだけど、可哀そうだな。

まあ、良い人だし、僕としては「貴方が抑えておかなければいけない情報はこの部分ですよ」という所まで明言してあげるようにするとかして、助けてあげたい。(´・ω・`)

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