プロジェクトの進行とか、そういう話題を持ち出したらヤバいと分かっているから暗黙の了解で避けた。
僕の私見だと、このプロジェクトの問題点は上の人間が決めるべきことを決めないで下流工程に進んでしまうところにあるんだが、
上の人はプロジェクト参加者の一人一人の気持ちが難航の原因だと解釈しているようだ。
そのシステムがどういう仕様なのか、仕様を決めなくてもメンバーが自ずと汲み取って実装してくれると思っているようだ。
やっぱりシステム開発の勘所みたいなものが分かっていなくて、何だか日常的な話と混合している……。
例えば、
- 偉い人が「飲み会を開くぞ!!」と言えば、一から十まで指示しなくても下の人間は偉い人の好みを推察してそれっぽい店を予約してくれる。
- 会社のイスがぶっ壊れていたら、役員がイチイチ指示を出さなくても、自ずと総務の誰かが粗大ゴミに出しておいてくれる。
ってな感じで、会社ってのは実は上の人が決めなくても下の人間が自分で解釈して済ませておいてくれる部分が多い。
そして、システム開発もその同列で考えているようだ。
- 飲み会は下の人間が勝手に上手いことセッティングしてくれる。
- システム開発も同じように自分で考えてやれ!!
っていう感覚でいるっぽい。
「上の人が主導するべきこと」と「下の人間に任せるべきこと」の識別が出来てなくって、上の人が決めるべきことを決めず、下の人間に任せるべきことに口を出す、みたいな。
プロジェクト難航の原因はここにあるんだけど、これが分かってなくて……。
ここまでチンプンカンプンで聞く耳も無い人に説明するのはかなり難しい。
とにかく、適切に距離を置いて身を守るしか無いな。(;´・ω・`)
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