ふるさと納税訴訟、泉佐野市の請求棄却 大阪高裁
総務省がふるさと納税制度から大阪府泉佐野市を除外した決定は違法だとして同市が取り消しを求めた訴訟で、大阪高裁(佐村浩之裁判長)は30日、請求を棄却し国勝訴の判決を言い渡した。多額の寄付集めの是非を巡る国と自治体の対立で初の司法判断が示された。
論拠喪失
これね~、どうなるかと思ってたけど。総務省は法施行前から返礼品の抑制を求める通知を出していたが、泉佐野市は法的な拘束力がない「助言」だとして従わなかった。
つまるところ、法律に触れなければ何をしても良いと主張していた人間が裁判で負けたってことでしょ?
こうなってくると、もはや泉佐野市には自らの正当性を主張する根拠がどこにも無いような。。。
この件って「規則が明文化される過去に遡って今後の判断を行う遡及性という観点からすると如何なものか?」という点が焦点になってたけど、
それも結局は法解釈のみの勝負で、倫理観とか内々の事情とか、そういう情状的な部分には一切触れなかった。
終始一貫して法廷戦術で勝てるかどうかだけが泉佐野市の拠り所だったのに、それで負けちまったらどうすんの。(´・ω・`)
弱肉強食を声高に主張してきた人間が負けるような話。
時々あるんだよね。
「人間は勝たなければ生きている意味が無い!!」という信念で生きてきた人間が大企業に入ったらライバルが強過ぎて歯が立たず精神崩壊して首吊る、とか。
「金さえ持ってれば何をやっても良いんだ!!」と主張だった経営者が会社を潰す、とか。
そう言えば、マネーの虎の社長ってみんな破産したそうな。
人生全否定と言うか、リスキーな生き方したな。(´・ω・`)
泉佐野市もどうすんだろ?
まだ最高裁があるからそこで勝ちさえすれば逆転可能だけど、負けたら無残。
って言うか、勝っても負けても、どっちに転んでも禍根が残る結果になると思う。
世の中は白黒ハッキリしないように出来ているというのがお釈迦様の弁なわけで、これを「無常」と言うのだが、
その中でも特に政治ってのは一番白黒ハッキリしないカオスな分野でしょ?
にも拘らず、「法律に即しているかどうかが全てだ」と規則的な白黒ハッキリ勝負に持ち込むとは、正にお釈迦様も見放すような愚行。
色々とおかしくなるのは当然やろ。
ともかく、世の中は「勝ち負け」みたいにシンプルになってないから、カオスな部分も含めて飲み込める人間にならねばならんのう。(´・ω・`)
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