ウズマスターの日々

日本一平凡なシステムエンジニア、ウズマスターRYUの日記です。
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プロフィール
ウズマナイト120
横浜に配属されたシステムエンジニアです。 1982年生まれ。 無差別サイトUZUMAXの管理人でもあり、この画像はマスコットキャラのウズマナイトです。 地味で平凡な日記ですが、末長くお付き合いください。
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進捗遅延連鎖
プロジェクトで緊急会議が行われて、このままだと納期が間に合わないので品質を落とすことになった。

・テストボリュームを1/3に圧縮
・エビデンスも取らない

これで確実に作業総量は減るが、それでもこれで対策が足りているか、予断は許さない。

それにしてもこのプロジェクト、何でこんなことになっちゃったんだろう?
だって、コストが当初の予定の2.5倍になってるんだよ?

「このプロジェクトは5億円で完遂可能です!!」

って言って受注したのに、実際にやってみたら

「実は11億円必要でした♪ もっと増えるかも♪」

なのよ。差分2.5倍ってのはそうそうねえよ。

こう書くと読んでる人は

「プロジェクト仕切ってるヤツが相当馬鹿なんだろうなぁ」

って思うだろうし、実際間違い続けているわけなんだけど、でも個人を見るとそんな馬鹿揃いってわけじゃない。

ちゃんと経験と実績のある人をPMとPMOに据えているんだ。
僕だって1000万のプロジェクトを700万で完遂させるくらいのパワーのあるSEよ。
そういうメンバーが雁首揃えて「これなら行ける!!」って承認されたプロジェクトなのに、この有様よ。

しかも計画の変更の見苦しさが尋常じゃない。


「残念ながら当初の計画は破綻したことが明確となった。
 計画を大幅に見直しし、仕切り直しを行う。各員は新計画に基づき一から奮闘すること!!」


みたいな感じに、計画変更は一回で決着ってのが妥当だと思うのよ。
誰だって間違いはあるから、一回目の計画変更は仕方無いよ。
実際間違えちゃったんだからね。

しかしこのプロジェクトはと言うと、


「計画を再考したがやっぱりダメで、もう一回再考したがやっぱりダメで、また再考したけどダメ。こうなったらもう一回再考……」


これだからね!! 意味分かんない。

繰り返し言うけど、右も左も分からんような新人がやってるんじゃないんだよ。
それなりの人材が集まって、みんなで考えて「これなら行ける!!」って承認された計画なのにも関わらず、
一週間で破綻して一ヶ月でやり直しになる。

何でこうなるのか、僕自身でも全然分かんない。
プロジェクトの実態が見えていないのは明らかだけど、どの辺が見えてないのかが分からない。

僕って別に上の方でふんぞり返ってるお偉いさんタイプじゃないよ?
毎日朝会に出て、要員一人一人の顔色見て「こいつはモチベーション大丈夫かな?」ってメンタル状況まで気を配って、ソースも自ら覗き込んで中身を確認している。

でもダメ。
2日で出来ると思っていた作業に3日を費やしている。

これで進捗は1.5倍に延長だよ。何故だ!!
原因を聞いてみると、別に特に大した問題は出てこない。

「別に何か問題があるわけではなく、元々これくらいの時間が必要な作業ですよ」

となる。
だから元々2日で終わると思ってた計画そのものが間違っていたってことになる。

でもね、計画が間違っていたと表面化するのが、常に作業着手後なんだよ。
事前に「この作業、2日で終わりませんよ!!」みたいな話が出れば最初からそういう計画にしてるんだ。

こんな感じに、「計画立てました。⇒やっぱりダメでした」を何度でも繰り返す。


全然見えてないんだよね。

じゃあ、「2日⇒3日」の差分である1日は何なのか?

僕が思うに、多分、1日は「計画外作業」をやってるんだよ。
3日間を作業に専念していない。

・臨時打ち合わせに参加していた。
・設計が間違っていると思って考え直していた。
・体調不良で半日休んだ。
・他の人からのHELPに対応していた。
・タバコ休憩してたら話が弾んだ
・他に気になることがあってチェックしていた。

こんな感じ。
実際にその機能を完成させるのに必要な工数は2日なんだ。
でもWBSに乗っていない「隠れ工数」がある。

隠れ工数の明細は一つ一つは小さいんだけど、それらが積もると結局丸1日くらいの遅延になる。
こういうカラクリなんだよ。

そして、隠れ工数で遅れているという事を、作業している末端メンバー自身でも把握し切れていない。
「色々やっているうちに知らないうちに遅くなっちゃった」と思っている。

上から下まで、誰も状況を把握出来なくなっている。
プロジェクト全体がブラックホールになっちゃってるんだ。


で、そういうブラックホール化する原因である隠れ作業は、過去に問題を先送りした結果なわけよ。
例えば、

・設計が不明瞭のまま後続工程に行っちゃった。
・最近入場した要員が多く、逆に言うと昔からの有識者が少ない。
・グダグダの仕切りに愛想尽かされて、要員のモチベーションが下がっている。

とかね。
過去の上流工程のいい加減さが下流工程に響いている。

だから対策を取るとすれば、作業工程を基本設計にまで立ち戻って、
全域を綺麗に見直しして、新しく体制を組み直す。
これだ。

でも今更基本設計まで立ち戻る決断なんか出来るわけねえし。
それをやるんだったら、元請けの社長とクライアントの理事長で合意しなきゃいけないとか、そういうレベル。
(これをステートメントコミッターと言う)

そうなってくると、今度はプロジェクトマネージメントではなく、政治力の話になってくるよね。

政治的な話をどうするかってのは、今までのプロジェクトマネージメントとは違ったスキルが必要になってくる。
だから今のところはそこまで話を大きくせず、テストを削ってゴリ押しする作戦になったわけだが、
今度はテスト工程でバグ連発して遅延する可能性があるわけで……。

これは厄介だぞ。
正直、もう手に負えん。
| 日常 | 17:43 | comments(0) | trackbacks(0) |↑PAGE TOP
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